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むかしむかし、杉を伐って暮らしているおじいさん達がいました。 別の日、おじいさんBが杉山に行くと、枝葉が光っている不思議な杉を見つけました。「おや、これは珍しい。どれ、伐ってみようか。えい! ・・・お? こ、こ、これは!」おじいさんBがその杉を伐ってみると、枝葉に取り付けられた電飾へと繋がるコードも一緒に切ってしまい、光が消えました。 また別の日、おじいさんCが杉山に行くと、全体的に光っている不思議な杉を見つけました。「うわ、めずらC、でも、あやC、でもでも、伐らせてほC!えい! ・・・し、し、Cんじられない!」おじいさんCがその杉を伐ってみると、なんと中には小さな女の子がいたのです。 一緒に来ていた、おじいさんDが突っ込みました。「竹は中が空洞だから、中に小さな女の子が入っていたという設定も分かるけど、杉だぜ、それ。す!ぎ!」 おじいさんCが反撃します。「うるせー! このドラゴンズファンめ!」 2人の口論はなかなか収まらず、とうとうホームラン競争で決着を付けることになりました。近くのバッティングセンターで。しかし、ぜんぜん的に当たりません。正面のネット上部に設置された小さな「ホームラン☆」と書かれた的に、2人とも当てることができずにいます。 すっかり暗くなり、「すぎやひめ」は悲しそうに月を見上げて泣いています。「お月さま、お月さま。名前さえ付けてもらえないから、『(自称)すぎやひめ』にしたわ。いい名前でしょ?」でも、お月さまは何も答えてくれません。 そこへ、たまたま通りがかった、おじいさんE。そう、東北楽天イーグルスのファンです。見て見ぬふりをして帰っていきました。次に来たのは、おじいさんF。彼は、藤子・F・不二雄の大ファン。決して、北海道日本ハムファイターズのファンではありません。お腹のポケットから取り出したのは「竹コプター」でした。「はい、竹子ちゃん。竹コプターで助けてあげるね」 『(自称)すぎやひめ』は聞こえないように小さな声でつぶやきました。「竹子って何よ。どっから竹が出てくるのよ」その間に、頭のてっぺんにくっつけられた竹コプターが回転し始めました。すると、『(自称)すぎやひめ』も竹コプターと一緒に回りだし、ドリルのような役目を担って、ずんずん杉を削って穴を開けてゆきます。 いやぁ〜、、、今回は、ちょっと妄想が暴走しすぎました。この物語に込めた意味や、誰かに伝えたいオチなどは、特にありません。最後まで読んでくださった皆さんの、日頃お疲れのお体の、肩の力がふっと抜けたのだとしたら、とてもうれしいことです。どうか、さらにぐったり疲れていませんように。 |
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おまけ(お知らせ) 動画「飫肥杉が好きぃ〜?な飫肥杉仮面の飫肥杉特集(3部作)」 その1/日本一のスギはすごスギ!!!! その2/林業のスギぇ〜進歩見せまスギ!!!! その3/スギバラシイ飫肥杉グッズをご紹介!!!! |
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●<かわの・けんいち> 日南市役所 広報担当 / 日南市 飫肥杉課OB / スギダラ飫肥支部 広報宣伝部長・会員番号441 |
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