連載
  吉野杉をハラオシしよう!〜“駆け出し”専務の修行日記〜第29回
文/  石橋 輝一
  鍛え系杉連載。さぁ、吉野中央3代目と一緒に勉強だ!
 

あけましておめでとうございます。
2009年が始まりました。今年もスギダラ関西をヨロスギお願いいたします。

さて、今回は先日行われたスギ関の新年会の模様をご報告したいと思います。 

1月25日の日曜日、大阪市の谷町4丁目で行われました。
会場は谷町空庭、スギ関メンバーである山内美代子さん(杉ネーム“杉庭”さん)のアトリエです。建築設計室MORIZO−さんのアトリエ、日向建設さんの屋上山小屋、吉野中央木材の倉庫と並んで、スギ関イベントでよく使わせて頂いています。いつも山内さんのお母様である“母庭”さまが美味しい手料理を作って下さり、本当にありがたいです。

今回は新しいメンバーが3人も参加してくれました。

兵庫県の明石市の「大塚工務店」さんの大塚伸二郎さん。日本の木と建築にものすごく熱く、話し出したら止まらない大塚さん。その様子はスギ関メンバーの?しゃべり杉爺”さんこと、京都女子大学の高桑先生にも負けないくらい!杉ネーム“しゃべり杉ジュニア”を襲名されました!

二人目は、この大塚さんのお兄さんのお嫁さんで、「いたや木材」さんの岡本典子さん。大阪の材木屋さんで、無垢材の気持ちいい住宅リフォーム工事もされています。大阪の桃谷という所にいらっしゃるので、杉ネームは“桃杉”さんに決定!桃谷は大阪でも古い街並みが残っているそうで、すごく過ごしやすい所らしいです。遊びにいきたいですねぇ。

そして、紀伊半島の東側の三重県の南牟婁(むろ)郡の家具屋さん「ヨシヤウッドスタイルストア」の古野喜也さん。杉が大好きで大スキでたまらなくって、脱サラの後、努力されて家具職人になられました。南牟婁郡のあたりは熊野杉で有名です。熊野杉、桧を使っての家具作りをされています。杉を使ったマイ箸教室を積極的に開催されており、大工仕事にも挑戦中で、将来はスギだらけの民宿をするのが夢という、まさに杉の申し子!

熊野杉の産地は吉野と同じ紀伊半島で地続き。ですが、海沿いの熊野には熊野の特徴があるようで、これは調査の必要があるという事で、また美味しい海の幸の豊富という事で…、今年の夏、熊野杉ツアー開催の可能性が大です。古野さ〜ん、よろしく!!

では、新年会の模様を写真でリポートしていきます!

   
 
 
  高桑先生の差し入れは、宮崎限定の芋焼酎「平蔵」。お湯割りにして飲みましたが、美味しかったです!   その平蔵を肌身離さず、熱弁するのが、しゃべり杉ジュニアこと大塚さん。焼酎をおかわりしたいのに、一升瓶が見つからないっ!と思ったら、大塚さんの腕の中…。
   
  古野さんが自動車で8時間かけて帰宅の為、1回目の集合写真を撮影!古野さんは右から3人目。本当にお疲れさまでした!。一番左が岡本さん。   メインはシカ鍋。山内さんがお知り合いの方から頂いたもので、シカ肉はとてもさっぱり。山内さんのお母さん“母庭”さまのお手製の味噌だしもピッタリで、シカ肉は煮込めば煮込む程、やわらかくなって、本当に美味しかったです。
   
  山内さんが堺の農園さんから分けて頂いた、黄色い人参とノビルも美味しかった〜   山内さんはプチ自給農プロジェクト“空畑クラブ”で野菜作りに励んでおられます。
 
  ランチから始まった新年会も、気がつけば夜!
   
 

今回はいつものスギ関メンバーさんは都合が合わなくて参加が少なかったのですが、新たなネットワークを築く事が出来ましたし、2009年、幸先の良いスタートをきれました。皆様、今年もご協力をヨロスギお願い申し上げます。スギ関を盛り上げて行きましょう!

   
   
   
   
  ●<いしばし・てるいち> 吉野杉・吉野桧の製造加工販売「吉野中央木材」3代目(いちおう専務)。
杉歴3年。杉マスターを目指し奮闘中!
吉野中央木材ホームページ http://www.homarewood.co.jp
ブログ「吉野木材修行日記」http://blogs.yahoo.co.jp/teruhomarewoodもよろしく!ほぼ毎日更新中です。

   
 
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