平成日南飫肥杉物語り その2  「日南に行こう!
文/ 南雲勝志
  いま地域が生き残るために・・・
 


熱心な月刊杉の読者はもうご存じだと思うが、今年の秋は日南で杉イベントが鈴なりで、その名も「史上最大の杉イベント」と命名されている。 詳しくは月刊杉43号特集をご覧下さい。

簡単にいうと油津堀川まつり(日南市商工会)、杉コレクションin日南(宮崎県木青連十日会)、にちなんにちなんだ飫肥杉商品発表会(日南市)の三本柱なのだが、この三者に加え、ミヤダラも参戦し、定期的に日南飫肥スギ大作戦会議を行っている。日南市のホームページを見てもその意気込みが感じられる。

杉コレは6月の中旬に予備審査が東京で行われた。100点を超える応募のなから約30点を選出、2次審査へとコマを進めた。テーマ「運河上向く杉のかたちー笑えるデザイン」に相応しく、愉快で楽しいデザインが集まった。 二次審査は8月24-25日、日南で行われる。審査委員長内藤廣さんに加え、篠原修さん、川上元美さんも集合する。この二次審査会を利用?してまたまた秋に向けたイベントも開催予定だ。

ミヤダラも昨年の秋田「窓山デザイン会議」、唐津の「杉+」等に触発された春杉さんを中心に今年は本当に奮闘している。今年からは安杉さん?も参戦、超強力豪華メンバーで作戦を練り練り中だ。
そして、今年は3つのイベントを同時にやるだけではなく、日南の文化をきちんと伝える大きな目的がある。そこには山の文化、飫肥杉を通した未来のメッセージも発進される筈である。援護射撃でJR九州も日南に向けて10月から飫肥杉仕様の特急を走らせる。(オビダラ日記

いくつかの力が集結し、本当に大きな力になっていきそうだ。そしてそれは単に日南だけではない、全国の共通したメッセージと重なって来るはずだ。そして全国の杉ダラ仲間が集結する、いや、集結せざるを得ない状況になりそうである。
全国の支部からプロダクトや家具を持ち寄り、全国杉モノ大集合(好き者ではない)を行う予定である。もちろんモノを持ち寄るだけでなく各地の杉ダラ情報交換も行う。そう、言って見れば初の杉ダラ全国大会の様相なのだ。といっては見たが、準備万端整っているわけではなく、ほとんどこれからだ。出来るだけみんなで力を合わせ、大イベントを楽しもうではないか!

これから徐々にミヤダラやオビダラからも情報が発信されていくでしょう。
が、・・・とりあえず、今年の11月6(金)〜8(日)の日程を抑えておこう。
そしてちょっと貯金もして、秋の日南大作戦をみんなで一緒に見届けよう。

そう、 今年はみんなで日南に行こう!

 
 

日南に来て!

   
   
 
   
   
  ● <なぐも・かつし>  デザイナー
ナグモデザイン事務所 代表。新潟県六日町生まれ。
家具や景観プロダクトを中心に活動。最近はひとやまちづくりを通したデザインに奮闘。
著書『デザイン図鑑+ナグモノガタリ』(ラトルズ)など。 日本全国スギダラケ倶楽部 本部
 
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