連載
 

杉で仕掛ける/番外編 「大野下駅イベント告知」

文/ 海野洋光
   
 

お元気ですか!

お知らせです。
3月13日(土)に熊本県にある「大野下駅を切り売り」します。
主催はJR九州で協力ということで「古材倉庫」が仕掛けます。
杉の木造駅舎で戦時中の機銃掃射の痕のある歴史ある駅舎です。
この最後をイベントを仕掛けてほしいとJRの部長さんからの直々の電話で熊本の古材倉庫の仲間、太田氏と一緒になってやることにしました。

1日だけ、それも、ほとんど告知なしのぶっつけ本番ですが、この駅舎に思いのある人たちが集まってくれると思っています。

仕掛けて良かったと思うイベントにしたいと思いますのでよろしくお願いします。

詳細は以下をご覧ください。

   
 
  大野下駅外観
 
  大野下駅の天井板
   
   
   
  「さよなら大野下駅」イベントのご案内
   
  平成22年3月3日
   
  地域の皆様に育まれ愛されてきた、木造駅舎大野下駅(熊本県)が、その80年の歴史に幕を閉じ、新しい駅にバトンタッチします。この木造駅舎大野下駅に感謝し、別れを惜しむべく、最初で最後の見学会を以下の容量で開催します。
   
 
  1.日時:平成22年3月13日〈土〉9:00〜15:00
 
  2.場所:大野下駅(おおのしもえき)周辺 (熊本県玉名市岱明町三崎)
 
  3.内容
 
  (1).機銃掃射跡が残る天井に触れてみよう・・・天井板の展示
    第二次世界大戦中にアメリカ戦闘機の機銃掃射による銃創が残る天井板を展示、直に触れていただき、平和への思いを新たにしていただきます。なお、この天井板は新しい駅舎に常設展示する予定です。
     
  (2)駅舎小屋裏初公開・・・戦争の傷跡がここにも?
    80年の時を超え、梁や桁などの骨組みが小屋裏の闇に浮かび上がります。
     
  (3)駅舎古材の販売会・・・駅舎に使われていた木材をご希望の皆様に販売
    天井材や壁材を、希望者に販売いたします。環境へ配慮し、木材を産業廃棄物として処理せず、有価物として新たな使い道を与えます。
     
  (4)ステーションオークション・・・本邦初!駅舎に使われた建築材料を入札!
    解体してお引取りできる方のみの参加となります。きれいに解体できる部分のみ対象とします。
     
  (5)地元産品販売会・・・地元の食材等の販売
    見学にお出でいただいた皆様に、地元でとれた食材を中心に販売いたします。駅舎古材の販売、オークションとあわせて、益金の一部は「平和を願う 機銃掃射跡の保存」に使わせていただきます。
     
  (6)駅長写真撮影会・・・木造駅舎をバックに1枚
    駅長と一緒に木造駅舎をバックに撮影会を行います。木造駅舎の最後の雄姿を記憶とともに記録にも残していただきます。(カメラをご持参ください。)
     
  (7)大野下駅の資料展示・・・管理資料等の展示
    JR九州が保存している図面などを展示します。
 
  4.その他
 
  (1)プレスリリース
    古材倉庫グループ(担当:海野)により、熊本県内の新聞にプレスします。
     
  (2)機銃掃射部材の取り扱い
    小屋裏などに機銃掃射の跡が残る部材があれば、希望する小学校に寄贈する等、考慮します。
   
   
   
   
   
  ●<うみの・ひろみつ>木材コンシェルジュ
ほぼ、毎日更新しています。ブログ「海杉 木材コンシェルジュ」 http://blog.goo.ne.jp/umisugi/
2009年3月31日をもって、日向木の芽会 を卒業しました。
海野建設株式会社 代表取締役 / HN :海杉
月刊杉web単行本『杉で仕掛ける』:http://www.m-sugi.com/books/books_umi.htm
   
 
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