連載
  吉野杉をハラオシしよう!〜“駆け出し”専務の修行日記〜第41回
文/写真  石橋 輝一
  鍛え系杉連載。さぁ、吉野中央3代目と一緒に勉強だ!
 
5月になりました。春の吉野山の賑わいも一段落し、吉野に新緑の季節がやってきます。
   
  この時季の吉野山は葉桜とモミジが鮮やかな緑色が美しく、新鮮な気持ちにさせてくれます。
吉野山の桜は美しいですが、桜の賑わいの後、しっとりと落ち着いた5月の吉野山も良いものです。
   
 
  吉野山へ登るケーブルカー駅へと続く道
 
  ケーブルカー乗降場
   
  杉と桧の原木は初夏になるにつれて、出材量が減ってきます。
梅雨から夏にかけては木が傷みやすい時季であり、伐り旬の良い秋から冬までの間はあまり伐採をしません。
   
  先日、今シーズン最後の「選木市」が開催されました。
選木(せんぼく)とは年輪が詰んだ良材、高樹齢の巨木などの事です。
   
 
  吉野有数の林業家である北村林業さんの原木市に出材された丸太です。直径70センチの巨木。横で立っているのは、当社の上北部長。
 
  年輪がものすごく詰まっています!。年輪幅が均一で、色艶も良いので、すごく綺麗な柾目が取れそうな丸太です。吉野林業の真髄ここにあり!です。
   
   
  つづく
   
   
   
   
  ●<いしばし・てるいち> 吉野杉・吉野桧の製造加工販売「吉野中央木材」3代目(いちおう専務)。杉歴3年。杉マスターを目指し奮闘中!
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