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収収穫の秋、今年の話題で特に気になったのは熊の出没とスギヒラタケの毒性であった。熊は
今までもちょくちょく出没してはいたが、今年の数は異常である。サルも同様で相当数が増えているという。一説によるとナラが大量に枯れ、ドングリが出来なく食料が足りないためとか言われていが、確かな事は里地、里山に於いて人と動物の領域が変化し、ずっと人家に近づいている事だ。人の足が遠のけば、当然動物は自分の領域が増えたと思い、山を下りて来る。 |
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再び大間へ | ||||||||||||||||
さて、前々号はここまでで続くであった。 |
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おうまの親子組み立て中 |
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完成後記念撮影 |
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10周年会場で大漁旗で飾り付け。 |
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j女子郡は特に明るい。 |
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杉コレ2010 in 西都 |
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10月29日本審査当日、美しい「鬼の巖」古墳をバックに作品が並び、西都原の空は夕焼けに輝き、作品の横にはかがり火が燃え上がる。その風景は当初イメージした西都杉コレの光景そのものであった。感動的だった。 |
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櫓から見た鬼の窟 古墳全景 |
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夕暮れ時、先品の横にかがり火が並ぶ。 |
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審査を終えた神々。 |
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杉コレ関係者と西都市関係者の合同懇親会。 |
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翌日は朝早くから、日向市駅周辺グランドオープンに参加するために日向市へ。口蹄疫でひょっとこ祭りはじめ、大きなイベントがことごとく中止になった今年。そんな気持ちを払拭するようなグランドイベントであり、多くの市民が参加し賑わった。その企画のひとつに山田洋次監督の「幸福の黄色いハンカチ」の上映会があった。感動した。 |
西都城駅前通り竣工イベント | |||
残念ながら予定が重なり、「西都城駅前通り竣工イベント」は参加出来なかったが、11月3日は歴史的な1日になったのではないだろうか。7〜8年に渡り、蔵原通線シンボルロード、そして西都城駅前広場の整備を行ってきたが、我々の目的は道や駅広の整備だけではなく、いかに地域に密着した場を作るかであった。
日向を例に出すまでもなく、道や広場を作ってもまちは動かない。そこに住む市民が一緒に担って作り上げることに意味がある。しかし日本中みんな日向市のようには行かないのだ。 |
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9月22日、取付イベントを終えた地元の小学生 |
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都城木青会と大人達 |
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完成間際の西都城駅前広場 | 都城木青会による15m屋台「みや根性団屋台」 | ||
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宮崎空港保安検査場デザイン |
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どれだけひっくり返ったかわからない。もうやめよう、もう降りる、そんな事を一年間若杉さんと繰り返し、ようやく完成した。 宮崎空港の長濱社長から内田洋行チーム、ナグモデザインチームは今までに無い価値観を求められ、しかしここまで来たらもうやるしかないだろう!と突き進んできた。 11月9日、こちらも残念ながら竣工式に行けなかったが、完成した空間はそれだけ時間をかけただけあって、今までに無い新しい機能を持った空間が出来た。終わってみれば空港で一番嫌な空間、保安検査場を心地よい空間にする事で宮崎空港のイメージアップをしようという極めて説得力のあるプロジェクトであった。若杉さんと納得のいくものが出来たね、とたたえ合った。 我々は別に杉の伝道師ではない。(笑)でも杉も奥が深い。試練を乗り越えると次のものが表れるのかも知れない。坂本君、出水君本当にお疲れさま。 |
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ついに完成した保安検査場 |
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一応オビスギダラケ。柔らかな曲線が特徴。 |
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Gマークとobisugi design |
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11月10日のグッドデザイン賞大賞選考会、及び授賞式は粛々と行われた。一年かけて審査を終え、残りは大賞選出と授賞式である。少しお祭りモードの中、ミッドタウンで行われた。
その結果や感想については別の機会に語るとして、この日の最大の盛り上がりは、日南飫肥杉研究会のobisugi-design商工会議所会頭賞のお祝いであった。日南から駆けつけた3人に加え、7時頃から始まったお祝い会は、今まで関わったさまざまな人々が駆けつけ、加えて健ちゃんのサプライズバースディも絡み、最高の盛り上がりであった。 |
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受賞する内田洋行大久保専務と池田会長 |
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サプライズもありました。 |
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さて、このように書いて見ると、色々と準備し、継続してきた幾つかのプロジェクトが次々と終了した。バタバタしたけど、終わってしまうと何だか寂しいものだ。しかし、スギダラでやることはどんどん増える。仕事のようで仕事でないもの。仕事であってもスギダラのようなもの、そんな事が多すぎるのだ。スギダラを初めて8年余り、それまで見えなかった大切なものがずいぶんと見えてきたことも事実である。 それは人と人が気持ちよく、幸せに、豊かになるために、お互いの共有価値を見つけ出すこと。そしてそれを具体的にするためにデザインは成立するということ。様々な人々、様々な事例に直面し、喜び苦しみ、笑い、呑み、そんなどうでも良いことに見える一連のことのなかに、デザインのベースが含まれていると教えられた。 最近思うことは、金とは別の価値観で、気がついたら思わず体が動いてしまう。そんな仕事をライフワークとしてやって行けたら幸せである。 間もなく今年も終わる。あと二山かな。何だかとても疲れた。そしていろいろな人にお世話になった。 誰かれなくお疲れ様、そしてありがとう、と言いたい気分であるがまだ終わらない。 |
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● <なぐも・かつし> デザイナー ナグモデザイン事務所 代表。新潟県六日町生まれ。 家具や景観プロダクトを中心に活動。最近はひとやまちづくりを通したデザインに奮闘。 著書『デザイン図鑑+ナグモノガタリ』(ラトルズ)など。 日本全国スギダラケ倶楽部 本部 |
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