特集 「杉コレクションIN西都」とこの一年
  杉コレクション2010 結果発表

文/写真 下妻 賢司

 
こんにちは下妻です。 前日の台風の影響もなくスギコレは予定通りに決行され、 西都原古墳群の壮大な舞台に相応しい杉コレクションになりました。 今回『子どもスギコレ』も開催されました。 最終審査に残った作品は子どもスギコレは5作品。一般の部は10作品。 作品のどれもが作者と製作者の熱い思いがこめられており、作品達が古墳を囲んだ姿は圧巻でした。スギコレ2010の審査結果を報告します!!
   
  杉コレクション2010最終選考会審査結果
   
  ★最優秀賞&★市民賞
  『すべすべすべり台』 / 有馬 晋平 (大分県)
 
  スギコレ2010の最優秀賞と市民賞の二冠を掴み取った実力派作品。 触れるもの皆和ませてしまう手触り、しかも滑れてしまうなんて! 子供達が楽しそうに滑る姿がとても印象的でした。
   
   
  ★優秀賞
  『hammock(ハンモック)』 / 平瀬 祐子 (福岡県)
 
  内田洋行の柏原社長も気に入った様子。とても軽くて、片手で持ち上げられます。しかも加重に強い!商品化の可能性も? 見事優秀賞を獲得しました。
   
   
  ★優秀賞
  『sugi-yaTAI』 / 二田水 嘉彦 (東京都)
 
  一見丸太に車輪が付いた奇妙な車。 その丸太が開いて立派な屋台に変わります。照明も付いていて本格的です。 優秀賞受賞作品です。
   
   
  ★特別賞
 

『古墳群の展望台』 / 上原 弘行 ・ 長友弘幸 (宮崎県)

 
  すみません最初、常設の展望台だと思ってました。 この西都原古墳群に完全に溶け込んでいました。スギコレ史上最も高さがあるのでは? 特別賞受賞作品です。
   
   
  その他入賞作品
 
『稲穂-inaho-』 / 新田 武志 (大阪府)   『セクシーステップ』 / 若松 茂樹 (宮崎県)
 
画像では並べて置いてありますが、それぞればらして使用することもできます。添えてある花は宮崎の市町村の花で、並べ変えて遊びます。稲穂のように綺麗なラインを描いていました。   ここの周りだけ空気が違っていました。使い方は各々が考えて楽しむと良いでしょう。一つの例としまして、後ろからハグするという使い方を一人の神様が実演してくださいました。
     
『ハリネズミ台』 / 原 章高見沢 仁志 (東京都)   『アンダーイ-under dai-』 / 室 靖大 (佐賀県)
 
針の先に半球状の台が付いています。日が暮れたらそこにキャンドルを乗せていました。すごく神秘的な光景でした。   建材を使用したテーブル。下にもぐって上を見上げるとボコボコしてます。穴も開いているのでそこから顔を出したりして遊びます。
     

『chivicco chair』 / 小西 けい (東京都)

  『杉犬』 / 大口 進也 (千葉県)
 

このイスはテーブルにもなり、そして繋げることもできる。ひっくり返したら違ったすわり心地。 チビッコを飽きさせない多彩なイスです。   純粋に見ていてかわいいなと思いました。目を離したらどこかにいってしまいそうです。是非次回は他の動物も見てみたいです。猫お願いします。
   
  続きまして
   
  子ども杉コレクション2010審査結果
   
  ★未来は明るいで賞
 

『自然のテーブル』 / 三浦 結衣 さん (日向市 富高小学校 5年生)

 
  栄えある子どもスギコレ最優秀賞作品。 てんとう虫や葉っぱから零れ落ちそうな雫は緊張感があり異彩を放っていました。 おめでとうございます!
   
   
  その他の入賞作品
 

『魚の車』 / 岩永 けい 君 

  『森の家のイス』 / 小野 桂太郎 君  
(都城市 五十市小学校 4年生)   (大分県佐伯市 渡町台小学校 4年生)
 
模型との微妙な差を製作者に指摘していた姿は大人顔負け! 車というだけにちゃんと車輪がついていて実際動きます。 西都のモニュメントにしてみては!?という声もあがっていました。   チェーンソーアートを彷彿させるイスです。 座って背にもたれて上を向たら後頭部がちょっと痛そうですね。 でもこのトンガリがこだわりポイントなのです。
     
『森の絵地図の台』 / 岩崎 紀佳 さん   『人間の台』 / 北ノ園 えりか さん
(日向市 富高小学校 5年生)   (都城市 五十市小学校 4年生)
 
作者の女の子がほんとに良い子でした。 出来上がったことを喜び、制作者への感謝も忘れない。すばらしい! 「将来アートの道にすすむといいよ!」と南雲さんも絶賛!   人の彫刻?いいえ台です。 この人間の台には何を置くのでしょう?気になります。 「これ持って帰る?」という質問に「いいです」と、やんわり断ってました。
   
  審査当日、ほんとに晴れてよかったです。皆さんの作品に出会えて僕にとっても、とてもいい刺激になりました。これから僕も想いのこもったものづくりに励んでいきたいと思います。
   
  このページを見て杉コレに興味を持った人は来年行われる日向での杉コレに是非ご応募ください!!
   
 

最後に………。ととのいました!!

   
  『杉』 とかけまして
   
  『未来を担う子どもたち』 と解きます
   
  その心は
   
  『どちらも真っ直ぐ育つことを願います』
   
  お後がよろしいようで。
   
   
   
   
  ●<しもつま・さとし> 内田洋行 デザイングループ
   
 
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