特集 秋田杉恋プロジェクト&第二回スギダラ全国大会

   
文/参加者(スギダラ陣) 
 
 
  恋の行方とドーパミン
  文/ 崎谷浩一郎
   
  真夜中に書いたラブレターは朝読み返した方がいい。 ドーパミンが分泌されて気持ちが高ぶり文章が感情的になり過ぎるからだ。 でも杉恋のことを思い出すと、どうしてもドーパミンが出てしまう。杉恋で体験した感情を言葉に表すのは難しい、多分無理だ。 こんなに笑ってこんなに感動したのは久しぶりだった。
   
  It is not half so important to know as to feel.
   
  『知る』ことは『感じる』ことの半分も重要でない、 東京への帰り道、レイチェル・カーソンの言葉が頭の中でループしていた。 杉恋、次恋、早く恋。この恋の行方から目が離せない。
   
  菅原さん、準備に関われた皆さん、本当ーっにお疲れ様でした! 他の何にも代え難いものを得ることができました。 行ってよかった!有難うございました!
   
 
  ユフォーレへ移動中のバスの中、若杉さんの話に爆笑する面々。左から、峰さん、辻さん、崎谷さん、若杉さん
   
 
  篠原先生、崎谷さんの2ショット。この後二人は熱いハグを交わします。
   
  ●崎谷浩一郎<さきたに•こういちろう> eau代表
   
   
 
  スギダラあほんだら〜秋田杉恋作品のPR考〜
  文/写真 大滝克美
   
  最終選考に残った杉恋作品をいかに伝えるか.月刊杉に紙幅をいただけるならこれを考えたい。
   
  「カマクラフォリー」
  名門横手高校の前を走る旧羽州街道沿いにある全バス停をこの「カマクラフォリー」にしたい。壁面をなす杉板の編み方はバス停界隈の女手、ベンチの組み方は界隈の男手。編み方や組み方に地域の個性が出ることも、すべて地域に任せたい。時に盆踊りの会場に移動するもよし。杉板が銀鼠に変化する風合いが旧道の景色となることウケアイ。琺瑯の看板は由美かおる、大村昆、水原弘限定、各製薬メーカー協賛で地域還元よ、ウフフ。 首都圏で名を馳せるなら、すわ鎌倉!急がなければならない。あじさい寺といわれる明月院、長谷寺、成就院の三寺院の休み処として提供して、花でにぎわう今月が紫陽花、いや菖蒲、勝負。うまくいけば大河ドラマに潜り込めるか?あるいは新カマクラ街道として道路行政に風穴を開けるか?電力不足で節電が叫ばれるキンチョウの夏だけれど、この場合、琺瑯看板は南部風鈴か江戸風鈴にその座を譲って涼を添えたい。
 
   
  「木製点字ブロック」
  渋谷駅を挟んで開発が予定されているツインタワーの東西通路へ売り込む。新築時に使用する点字ブロック分はもちろんのこと、竣工後の交換分とその手間も拠出する。売り込みはやり杉くらいがいいが、予算は間違いなく使い杉。現実路線は秋田県内の公共建築物の主通路への採用か。
 
   
  「秋田杉犬」
  この秋田杉犬は渋谷駅の忠犬ハチ公前広場をジャックするに限る。ハチの子孫という触れ込みで親犬・子犬を20家族分くらい送り込む。何しろ任務には忠実、でき杉かわい杉の犬なのだから、きっとリチャード・杉アも喜ぶに違いない。おさえとして、ソフトバンクの店先の番犬として孫社長に陳情ツイートしておこうか。「やり杉ましょう」のリツイートが166万人のフォロワーに!あ、水天宮の杉狛犬っていうのもあるワン。
 
   
 
「秋田杉の祭りかざり」
完成形の飾りもいいけれど、地域の祭事に合わせて、住民にこの杉穂を配り、思い思いに色づけしたり、願い事を書いてもらい飾り付けしてもらって地域浸透をはかりたい。この際、囲炉裏の火棚で魚を干す「ベンケイ」のように杉穂を刺して飾るスタイルもオモシロイ。
 
     
 
「車隠して杉隠さず」
この杉塀をいかに街に配するか。駐車場などの空き地のみならず、秋田の風景コードにそぐわないモノを、この際、一晩でゲリラ的に杉塀で隠してしまうっていうのはランボー杉るか。杉塀に日活のポスターを貼ったりしたら秋田魁新報の一面を飾るだろうけど確実にオナワだわな。でも街並みからすると隠したいものが多杉る。
 
     
   
 
「スギフネ」
なが〜い一本杉を丸まんまハツって、ナグって、クリ抜いて、文字通りのでっかいスギフネを秋田一の繁華街川反の旭川に、ミス秋田こまち、副市長、JR秋田駅長を乗せて浮かべたい。その後、秋田駅の東西通路にどかんと横たえて、手のひらに感じる杉の木肌のぬくもりに、酒に溺れた飲み杉オヤジがひとりふたり寝そべっていたとしても、地酒のうまい秋田らしくていいじゃないか。
 
     
  「WAPPAPPA」
  浜沿いの名物料理わっぱ煮の器としてギネス狙いのデモンストレーションだな。巨大わっぱ煮イベントには、炊き立てのあきたこまちを詰め込んだWAPPAPPAドカベンも用意して、漫画家の水島新司を招くべし。
 
   
  作者の意図を斟酌せずに、杉勝手にダラダラとPR考を書かせてもらったのは、スギダラの面々のあほんだらブリが徹底していて、むちゃくちゃ楽しかったからに他ならない。導いてくれた南雲さんとステキな場をつくってくれた菅原さん、そして皆さんとの出逢いに感謝している。引き続きどうぞ吉野に^^
   
  ●大滝克美<おおたき•かつみ>マーケティングコンサルタント
   
   
 
  杉に恋して酒に恋した初めての秋田
  文/ 中井章太
   
  初秋田に初プロペラ機での秋田入り、空席が目立つ飛行機。偶然一緒になった石橋輝一さんが何故か隣の席にいる。偶然であり必然であるこの繋がりを生み出してくれるのが、スギダラケ倶楽部の魅力である。体調を崩しながらも最後までやり遂げた菅原さんに、心から敬意を表するとともに、秋田という地で杉に恋して酒に恋する機会を与えてくれた杉恋プロジェクトに感謝申し上げます。
   
  改めてスギダラケ倶楽部の原動力となる絆が、サケダラケ倶楽部にあるということを実感できた秋田でもあった。 杉なる恋の場は、酒元動(南雲さん発案)なる聖地吉野で、マスマス恋してもらえる企画を考えますので、是非吉野にお越しください。
   
 
  杉関からは、中井さん(左)と石橋支部長(右)が参加
   
 
  日南の河野さんと真剣に語り合う
   
  ●中井章太<なかい•しょうた> 中神木材  日本全国スギダラケ倶楽部関西支部
   
   
 
  次の杉恋はもっといい!
  文/ 武藤貴臣
   
  ちょっと。
ちょっと今回は考えてしまった。考えさせられた。
地元なのに、外からのお手伝いの気持ちだった事。
それに改めて気付かされた事。
地元の関連職種の注目がそうでもなかった事。
(そうでもないことないんだろうけど、もっと来て欲しかった)
それが残念でならなかった事。
残念だと思う自分に気付いた事。
スギダラの存在を知って、協力を申し出てくれた業者さんがいた事。
続ける事、つながりを広げていく事が肝要だと思った事。
菅原先生の為に駆け付けた人がたくさんいた事。
各地から駆けつけて頂いたスギダラ関係者を乗せたバスを見送った時、鳥肌が立った事。
その日の 実家の夕焼けがとてつもなく綺麗だった事。
「次はもっと上手くやります!」と言ってしまった事。
ああ!秋田県民は見栄っ張りだそうです! 言ってしまったからにはやるしかない!
言った以上はやるしかない!
次の杉恋はもっといい!
   
  ●武藤貴臣<むとう・たかおみ> プロダクトデザイナー スギダラトーキョー所属兼北のスギダラ東京特派員
                     株式会社賀風デザイン所属 
   
   
 
  次の杉恋はもっといい!
  文/ 若杉浩一
   
  秋田。知らない間に、司会役。いつもの事、千代田の仕業。だが、心配だった、いつもの無茶ぶり、いつもの流れ。大丈夫か? 終わってみて、過ぎてみて、うまく出来るかどうかは、関係ない。 思いが、結果を生んだ、仲間の力を得た。感動した、良い仲間に出会った。 ありがとう。そしてご苦労様でした。スギッチ、そして秋田の皆さん。
   
  ●若杉浩一<わかすぎ・こういち> PWP株式会社 リレーションデザインセンター インタラクションデザイン部
   
   
 
   
 
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