編集後記

 
 
接着剤を使わない昔ながらの造りで、金山杉の白太でつくってもらった寿司桶。ところが、マンションは乾燥が激しいのか、隙間が空いてきて修理に出すこと2回。職人さんは丁寧に、手間を惜しまず直してくれた。自然素材との付き合い方もちょっと学んだ。こういうことが今、日本には必要なんだよね。(ウチダラ) 
 

★先週お盆休みで、天草(熊本県)の実家に帰省していた。天草の親戚は山を結構もっ ていて、昔は杉の手入れをマメにやっていた。子供達が大人になるころのことを思い、手をかけていた。僕も何度か山に連れられて行ったが、夏でもひんやりとして、まっすぐ伸びた杉山の神々しさと、大人の仕事への尊敬の気持ちを思い出す。しかし今は殆 ど手も入れられず、収入にもならず、老いた叔父と林業をなんとかしようと頑張って いる。従兄弟、息も絶え絶えである。今回杉ダラの活動書(コンフォルト、報告書)を 持って行ったのだが、食い入るように見ていた、息も絶え絶えと、楽しんでいることとの明暗があることに気付いていた。「忘れとった!!」僕は地元どころか、身近な 家族のことをないがしろにしていた自分が恥ずかしかった。(杉若丸) 

 

★静岡大学の杉パオ、学生の皆さん、ろくに休みも取らずに朝から晩まで本当に 頑張ってくれました。彼等にとってもとてもいい経験になったようで、逆に 感謝されましたよ。こうやって杉が取り持つ絆は深まってゆくのですね。(杉千代)

 

出張で鹿児島に。車窓から山を眺めていると無意識に杉に目がいってしまうんですね。「あそこの杉はきれいに枝打ちされてますねー」なんて、なんの脈絡もなく突然言ったりして、ミョーな人だと思われていただろうなぁ。(小町)

 

「白熊やってます」のはり紙にひかれて入ったのは焼酎が120種くらいある鹿児島料理の店。なかなかの品揃えで九州以外の焼酎もあったけど、杉焼酎はなかったね。スギダラバーが待たれます。(のりすけ)

 

★不思議なことにスギスギと騒いでいると、杉が向こうからやってくるような気がしてならない。何事も興味、そしてやる気と熱心さ。小野寺さんの原稿を読んでスギダラプロジェクトが加速する気配を感じる。(杉雲)

 

 

   
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