2日間にわたってチェーンソーの扱いや、立木の切り方等を学びます。
これは「特別教育」ですので、試験はありません。ご安心を。
お近くの森林組合や、県の機関に問い合わせれば、詳細を教えてくれると思います。
ちなみに、この資格がないと、チェーンソーを使ってはいけないということではありません。
次に、皆さんも耳にしたことがあると思います。
「白蝋病」(はくろうびょう)
手先の振動障害のことですね。神経がやられ白くなり感覚がなくなってしまうという病気です。
これを防ぐために使用時間が規定されています。
一日の総使用時間は2時間以内。
一度に使う連続運転時間は10分以内。
大きな声では言えませんが、いや、声を大きくしてもよいのですが、この使用時間を守っている人はプロならば絶対にいないでしょう。
現在のチェーンソーは性能が良くなり、振動も以前のものとは比べものになりません。
安心して無理のない程度に使用して下さい。
3つめに、自分の身体を守るための商品を紹介します。
現場で使用するならヘルメットは当然です(写真1)。自分でチェーンソーを使わない場合も、使う人と一緒に現場に入るなら絶対にヘルメットをかぶりましょう。
チェーンソーは、その扱いに慣れてきたころケガをするのですが、その箇所は圧倒的に足なんですね。
その足を保護するのが、これ。(写真2)
チャップスと言います。
ズボンタイプ(写真3)のものもありますが、暑いんですね。寒い時には最高なんですが。お好みで。
最後に、やっぱり取り扱い説明書にしっかり目を通すことです。
基本が大事です。
「チェーンソーを使いたいけど、大変だなあ」と思われたでしょうか。
「もうチェーンソーつかってるけど、こんなこと全然知らなかったよ。別に平気だけどなあ」なんて意見もあるかもしれません。
現在、チェーンソーは森林整備やボランティア、チェーンソーアート等のホビー需要で結構な売れ行きのようです。
裾野が広がっている今だからこそ、事故やケガの危険性は増していると思います。
チェーンソー自体は危険なものではありません。
使い方によっては危険になるのです。
ここを十分に理解して楽しく使用して下さい。
参考になると思うサイトを紹介します。
「コマツゼノアの安全講習web」
http://www.zenoah.co.jp/safety/chainsaw_index.html
次回は、いよいよ最終回。
チェーンソーを使って出来ることをいろいろと紹介しようと思います。
|