連載

 

スギダラな一生/第13笑 「北山ツアーのつながり、今回短め」

文/ 若杉浩一

アフリカに住む、フランス人アーティスト カイディンさん

 

皆さん、こんにちは。またまた最後になりました。「あんまり力まずに軽くやれよ、400字くらいでいいからさ?」と南雲さんに言われたものの、書き出すと止まらない、自分の暑苦しさに多少うんざりしつつ。そう言えば、3日前、なんと10年前にやたらと僕に余計なお世話と、感心を持ってくれていた当社のスペシャルITエンジニア(会社をやめて10年振りに会いました)が何処からか噂を聞きつけ久しぶりに会いに来てくれた。会社でちょっとひっかけるつもりがまたまた盛り上り、やがては、大騒ぎ。僕らのチームの若手に大いなる暑苦しい話をしている彼を見て、僕もこんな感じなんだろうなと思い、すっかり反省をしてしまった。 そうこれからは、少し涼やかになろう!!
ということで短めにやってみます。

北山杉ツアーは凄かった。メンバーも全てにおいて、暑苦しいし、見る物も凄かった、これはやはり主催してくれた方々の思いとネットワークの力だとつくづく感心した。「やはりスギダラは凄い!!恐るべしである」
今年は絶対何かが起こるそんな気がしてならない。

さて、そんななかで、起こった出来事を紹介したい。
前回の記事で書いたシリル・ロスを紹介してくれた、波嵯栄さんが連休前にオフィスを訪れてくれた。そのとき紹介してくれたのがアフリカに住むアーティスト、カイディンだった。彼女の作品を見せられて(http://www.kaidin.net/)直ぐに思いついたのは北山杉だった。なぜかって?それは彼女の作った物と北山杉が何故かしら、似ていたかもしれない。いや、それより自然と人の関わり方がなぜか僕らに近い物があったのか、また他人とは思えなかった。
そして、日本のでインスタレーションの旅「松尾芭蕉の奥の細道をたどったインスタレーション」の一つに北山杉を訪ねたらどうだろうか?と北山杉の写真を見せ波嵯栄さんに暑苦しく仕入れたばっかりの情報を伝えたのだった。

またまた、これを見た波嵯栄さんは直ぐ反応してくれてカイディンさんに紹介することとなる。北山杉の方々がまたまたスピーディーに対応してくれ少ない時間のなかで出会いが生まれることになった。通訳なしの外人二人組み(カメラマンと二人)に苦労されただろうがこの暑苦しい、繋がりがまた作品を生むことになった。この恐るべきスピードと繋がりにはきっと何かがある。そう新しい未来だ。もう言葉を超え、ジャンルを超え、国を超え始めている。
すごい!! スギダラには未来が凝縮されている。 まいった!!

また暑苦しくなってしまいました。みなさんお許しください。

   
 
  カイディンさんとカメラマンが見た、北山杉
   
  カイディンさんが北山杉と出会い、作品が生まれる   この小さな枝は北山杉を成育するのに使う道具。成長を抑制して細く、密度の高い杉をつくる。
 
   
   
   
   
 
  ●<わかすぎ・こういち>インハウス・プロダクトデザイナー
株式会社内田洋行 テクニカルデザインセンターに所属するが、 企業の枠やジャンルの枠にこだわらない
活動を行う。 日本全国スギダラケ倶楽部 本部デザイン部長

 

 

 
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