|
8月のおまけ
杉、といえば、稲です。
「稲と杉の国※」(大槻正男)という本があるくらいですから。
ただし「稲と杉の国=日本」ではないですね。大和、とでもいうのでしょうか。ある風土をもとにした文化圏と政治的な領土である国とは違うので、日本とか日本人という言葉をどう使っていいのかわからなくなります。限られた字数の中で的確な言葉を使いたいのですが、それは世界観をともなってのことなので、たやすくないのです。
けれども、少なくとも本州四国九州では、杉と稲は近しい存在ですね。
定点観測地、南関東の里山では8月はじめに稲の花が咲きました。
杉にやってくる虫の観察がなかなかできないので、稲にやってくる虫を撮りました。
イナゴです。
※かの「杉ときた道」の序文に影響を受けた随筆として紹介されている。ご興味のある方は図書館などで探してみてはどうでしょうか。絶版です。 |