この日はもうひとつスギダラなイベントがありまして、当然そっちにも応援に行って参りましたよー!
レギュラー執筆陣の出来杉さんこと梶谷哲也さん(会員No.64)をご紹介します。
梶谷さんとは今年の春先に行ったスギダラ吉野ツアーで知り合いました。その時に梶谷さんが取り組んでいるチェーンソーアートを紹介してもらいました。そんな縁があって現在では「間違いだらけのチェーンソー選び」という記事を連載してもらっています。
今回は、その梶谷さんが千葉県の長柄町というところで行われるチェーンソーカービング大会に出場されるという情報を得たので、これは応援に行かねば!と思い立ったわけなんですが、その日は前述の「工房からの風」の初日。チェーンソー大会はその日だけだったし、同じ千葉県だったので、その日は朝、石田さん、溝口さん、池田さんにご挨拶に寄ってから長柄町までかっ飛ばして行ってきました。何て涙ぐましい努力なんだ! でもスギダラ仲間がわざわざ来てるのに行かないわけにはいかんでしょう!
耳が痛い人はいませんか? ……うそ!
実はチェーンソーのカービング大会に行くのは初めてのことで、是非一度見てみたかったのです。会場に到着すると第2ラウンドが始まったばかり。数十台のエンジンチェーンソーが一気に爆音を奏ではじめました。
趣味で草レースやってるボクにとってはたまらなく興奮する瞬間でした。
途中休憩を入れて前半後半各1時間半で最終的に作品を完成させる競技なんですが、ボクが行った時にはほぼ作品の外形は出来上がってました。最初の丸太の状態から見たかったぁ!
ボクが来ているのを競技しながらも横目に確認、いつものさわやかなスマイルを送ってくれて「ドッキッ」。いや、ホント会ったらわかりますが、とてもさわやかでカッコイイおにいちゃんなんですよ。もう、チェーンソーを巧みに操るとこなんか見た日にゃー、参ってしまいますよ。おっと、危ない、危ない。<画像4>
今回の競技テーマは森の動物たち。梶谷さんは何やらリスと熊を彫っているようです。割と小ぶりな動物達を細かい技で仕上げてゆきます。月刊杉の記事では軽快でテンポ良く、かつするどい切れ味の文章でチェーンソーについて語ってくれている梶谷さんですが、カービングもそのままの個性が出ています。とにかくねー、形が決まっててメチャカッコいいんですわぁー。おっと、いかん、いかん!(汗)
限られた時間の中で完成させないといけないので競技の1時間半集中しっぱなしなんです。誰も一休みなんかしてる人はいません。
最初の方は乾いていたTシャツが気が付いたら汗でずぶ濡れになってます。<画像5>
感心するのは参加している皆さんの造形力の高さです。チェーンソーの運転テクニックは元より、基本的な造形センスがないとできない競技です。他のエントラントがどんな作品をつくっているか見回してみると、熊や猿、鷲といった大物が多く、その中にあって梶谷さんのは異色な感じもしますが、その作風は好感が持てるものです。梶谷さんが彫り出す小さな動物達の愛くるしい表情は絶妙です。こう言っては角が立つかもしれませんが、家の玄関にでも飾ろうとするならリアルで迫力ある鷲や熊よりも梶谷さんの作品の方が向いてるんじゃないかと思います。<画像6>
で、1時間半、前半戦も入れると合計3時間の格闘の末、競技が終了しました。力を出し切って満足げな表情、わかります? お疲れ様でした。この競技シェイプアップにも向いてるみたいですよ。これだけ一気に汗をかくことはなかなかないでしょうから……。<画像7>
これが完成した作品。タイトルは「森だくさん」さすがスギダラ一派、名前に洒落っ気は忘れません。<画像8>
この大会、審査員が点をつけて順位を競うのですが、同時にできあがった作品をその場でオークションにかけて売ってしまうんです。
森だくさんでお徳ですよ、とアピールする梶谷さん。
結果、1万2千円の値が付きました。前回の大会では3万円で売れたのでちょっとガッカリかな。
審査の結果、残念ながら入賞になりませんでしたが、梶谷さんは入賞者の作品を見て、さらに奮起しておりました。一発勝負なので、思った通りにならなかったり、後になって思いつくこともありますわな。さらに技に磨きをかけて次の大会に臨んでくれることでしょう。<画像9>
審査の結果、残念ながら入賞になりませんでしたが、梶谷さんは入賞者の作品を見て、さらに奮起しておりました。一発勝負なので、思った通りにならなかったり後になって思いつくこともありますわな。さらに技に磨きをかけて次の大会に臨んでくれることでしょう。
これが今大会の優勝作品です。ボールをキャッチした猿のモチーフなんですが、その質感の高さには驚きました。ボールを掴む指に力の入った様や柔らかそうな毛並み。どれを取ってもダントツに良く見えました。驚くことにこの作品はオークションで10万円の値が付きました。お見事!
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今回、出来杉グッズも販売してて僕はこの杉の葉染めのTシャツをゲットしてきました。杉の葉がこんな綺麗なピンクを出すんです。驚きでしょ?<画像11>
最後に梶谷さん一家と記念撮影。みんな出来杉Tシャツ着てていいでしょー? スギダラ倶楽部でもイベント用Tシャツつくろうかなー……。<画像12>
てな訳で発作のように千葉の山奥まで応援に来てみたんですが、実際このハードな競技を最後まで見れてホント良かったです。
スギダラ倶楽部でも「伐採計画」やるぞー! なんて言ってましたが、この大会を見てやる気だけは出てきました。やり始めると大変なことも多いとは思いますが、始めてみないことにはね……、頑張るぞー! おー!
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