連載

 
スギダラな人びと探訪/第13回
文/写真 千代田健一

杉を愛してやまない人びとを、日本各地に訪ねます。どんな杉好きが待ち受けているでしょう。

 

速報「ヨシモトポール納涼祭」

5月の群馬スギダラツアーでお世話になったヨシモトポール鰍ウんの納涼祭が7月29日(土)、同社の群馬工場にて開催され、われ等スギダラ軍団も乱入させていただきましたのでその時の模様をレポートさせていただきます。

まずはパンフレットを見てください!


この納涼祭、ヨシモトポールさんがお得意様や地域の皆さんへの日頃の感謝をこめて催されているもので、今年で何と21回を数えます。伝統芸能あり、歌謡ショーあり、そしてフィナーレには工場の敷地内から打ち上げられる花火大会・・・と、企業がプライベートで行うイベントにしてはあまりにも充実したプログラムですよねー。
そのプログラムの中に今年は「かわいく踊ろう・・・親子で参加!」アヒルのダンスbyスギダラケ倶楽部というのが組み込まれています。しかもプログラムの裏表紙にはスギダラ倶楽部の解説まで入っているという徹底ぶりです。(杉だらけ倶楽部になってるけど・・・(笑))

そんなこととは露知らず、大した集客もできないまま乗り込んだスギダラ一行。今回はちょっと集まりが悪かったのですが、南雲さんのお仕事仲間でもある小野寺さん(スギデラさん)の所員ご一行様を含め、何とか18名が集いました。

この納涼祭、最終的には毎年2000名ほどの来場者があるとのことで、会場にはステージはあるは、1000席を越えるテーブル席が用意してあるはで、周囲はBBQ、焼鳥、焼き饅頭、ラーメン、ポップコーン、カキ氷等々の多種多様な模擬店が取り囲んでおり、まるで地域のお祭りといった趣でした。

その中で今回、スギダラでは、本邦初公開となるスギダラ調理家具シリーズ第3段、長さ2.4mもある焼鳥台(YAKITORI-BAR)を3台並べて焼鳥の模擬店をすることになってました。このYAKITORI-BAR、以前から南雲さんがやりたがっていたもので、この機に乗じてヨシモトポールの群馬工場の皆さんに作ってもらいました。

特に会員でもあるヨシモトの社員、鈴木さん、北村さんはこのYAKITORI-BARの製作にあたりスギダラ本部とのやり取りも含め大変ご尽力していただきました。
で、せっかく作るんだからと、他の地域でのイベント(秋田や上崎)でも使えるようにと全部で5台も作ってしまうところがスギダラ流と言うか、ヨシモト流。やることが派手というか常識破りと言うか・・・これでもヨシモトポールさんの懐の深さの知る上でほんの一端に過ぎません。その全貌がプログラムが進むに連れて明らかになってゆきます。

序盤戦のハイライトは上杉管領太鼓。

地元の青年団?の皆さんがやってくれてるようでしたが、素晴らしい演奏でした。
やっぱ、祭りには太鼓ですねー!
自分達でもやってみたくなりました。スギダラ芸能部の方で導入を検討してもらおうかと思ってます。

婦人会の皆さんによる藤岡音頭では、群馬ツアーの時も大変お世話になった森田工場長が絶妙な腰の動きの入った踊りを披露してくれました。

同じく群馬ツアーでお世話になった吉田さんも全体の進行役としてマイクを握り、取り仕切ってましたが、何と言うか様になってるというか、成り切ってるというか・・・

吉田さんに限らず、模擬店なんかもヨシモトの社員の皆さんでやってるのですが、まるで本職さながらの立ち居振舞いなのです。これも21年という歴史がモノを言ってるのでしょうね。素晴らしい結束力です。

 
  本邦初公開!これがYAKITORI-BAR。

 
 

3台並べると、どこまでもYAKITORI-BAR

 
  やきとりやのオッさん、杉若丸。

 
  迫力の上杉管領太鼓。

 
森田工場長の踊り。

  進行役の森田さん

中盤戦のハイライトは地元の演歌歌手 岡田しのぶさんの歌謡ショーで、その中で、来場者の中から抽選で岡田さんとデュエットができるコーナーがあり、その応募を募ってたらしいのですが、南雲さんがふたつ返事で応募に乗っかったのはいいのですが、自分で歌うんではなく、若杉さんにステージに上がるように指令を出すのはいつもの事ですが、若杉さんが拒否したため、その場にいなかった千代田が壇上に上がる羽目になったようです。岡田しのぶさんの熱唱で会場は盛り上がって来たところに完全に水を差すことになるとは思ってましたが、間近でお会いしてみたいという好奇心の方が勝り、のこのことステージに上がらせていただきました。

歌ではウケを取れそうになかったので、ステージ上でしのぶさんに絡みながら、ふざけた振る舞いをしようと思っていたのですが、汗だくで一所懸命に歌う彼女の前でその企みも果たせず、全体の場を盛り下げる一方、内輪の爆笑というかあざ笑いを得ることができました。

見てくださいよ、人を壇上に上げといて勝手に盛り上がってるこの本部メンバーを!

それでも、ひとつ思惑通りだったのは、当の岡田しのぶさん、うさわ通りとってもかわいらしくて綺麗な方でした♪
何にせよ、2000名もの人の前でステージに上がるというなかなか出来ない体験をさせていただきました。(苦笑)

最後はスギダラのために用意していただいたステージ。スギダラ恒例ともなってきた「アヒルのダンス」です。どれだけ多くの来場者を巻き込んで盛り上がれるか、が課題です。まずは、スギダラメンバーによるデモ実演。今回はちゃんと音源をCD化して持参してきたので、まっとうに踊れました。おまけに、ヨシモトの社員で会員でもある丸山さんのお子さんが事前に練習してくれて一緒にステージに上がってくれたからとても和やかな楽しい雰囲気つくりが1回目でできてしまいました。

2回目は子供達に参加してもらって踊りましたが、幼稚園にもまだ行っていないような小さな子供まで一所懸命に踊ってくれて、会場のボルテージは最高潮に!

かつて子供達とこれだけ盛り上がれたプログラムはなかったんじゃないでしょうか。終わった後にはヨシモトポールの由井社長が「うまくいった! 大成功だ!」と握手を求めに来てくれました。
地域の保育士の方からは、自分の保育園でもやりたいので音源をください、という申し出までいただきました。
スギダラツアー等のイベントごとに毎回やってるので、スギダラメンバーの動きもなかなか良くなってきています。小町さんの腰の動き、とてもいいですねー。

高千穂の秋元支部発「アヒルのダンス」は誰とでも一気に距離を縮め、仲良くなれる必殺技ですよね。気を良くしたスギダラ一行もまた来年も踊りに来るつもりになっていました。

 
 

岡田しのぶさんとデュエットする千代田。

 
  やっぱり主役はこっちだぜ!

 
  子供達がこんなたくさん!

 
妖艶な小町さんの腰の動き。

  仁杉と楽しそうに踊る有美杉

 
花火は真上に上がります。

  赤も緑もきれいでした〜。

締めくくりは恒例の打ち上げ花火です。
わかってはいても自分の頭上に打ち上げられる花火の迫力は凄まじかったです。
工場の敷地内とは言え、街中でこんなことができるんだ!という驚きがあります。
ほとんどただ同然で飲み喰いできて、いろんなアトラクションがあって、おまけにほんの間近で見れる花火。圧倒的に楽しいイベントでした。

地域の人にとって日常的な接点が無くても、この街にはヨシモトポールという素晴らしい会社があるんだと自負すら覚えてくれるんじゃないかと思えるようなイベントだったと思います。

 

企業と言う組織体が地域社会に対してできる貢献活動のひとつとしてこういったやり方があるんだ!とつくづく感心させられてしまいました。

ヨシモトポールという会社、本当に楽しい会社ですね。
いつか自分の会社でもやってみたい!そう、思いました。

われ等スギダラのために色々とご尽力いただきました鈴木さんを始めとするヨシモトポールの皆様に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
また、来年も参加させてもらいます。今回来れなかった人は是非、来年!(ち)

様々な人間が入り乱れるスギダラな人々。右端はデラ杉夫妻。

   
●<ちよだ・けんいち>インハウス・プロダクトデザイナー
株式会社内田洋行 テクニカルデザインセンター所属。 日本全国スギダラケ倶楽部 本部広報宣伝部長



   
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