秋 黄金色に実る稲穂 眩しいほどに輝き暖かい
それが私の大好きな上崎です。
上崎に住む人々は本当に秋の稲穂のように暖かく優しく……、しっかりと大地に根を下ろし上崎をそれぞれの思いで大切に考え輝いています。上崎橋開通に向けてのそれぞれの熱い思いを、私が感じ過ごしてきた上崎橋のプロローグを、杉を愛する皆さんに、杉の持つ暖かさを交えて伝えたいと思います。
(なんて大きなことを書いてしまいました。つたない文面ですが私なりに大好きな上崎と上崎橋に対するスーパー感動を描きたいと思います)
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2006年11月20日 晴天。とてもさわやかな秋晴れの空の下、上崎橋が開通しました。その橋の手摺りには、長い間上崎を見守っていた杉たちが誇らしげに取り付けられ、暖かくみんなを迎えてくれました。
橋の手摺り……、そこにはとてつもないロマンが!!
上崎の人々がその地に根を下ろし生活を始めた昔、村人は上崎の山々に杉の木を植えました。これからの子どもたち孫たちのためにと……。山道を長い時間歩くしか交通手段の無い時代には杉たちの成長が村人を支えました。そして、瀬渡し船(川舟)に頼る時代があり(宮日新聞に写真付の掲載がある)、その頃から上崎橋開通の熱き思いを持つ村人たちが団結し立ち上がり、近隣との交通が出来る車道の開通を現実のものとし、上崎橋開通実現へと物語りは続くのです。(すごいでしょ☆本当のお話ですよ kamizaki杉たちはちゃんと知っています)
その頃の私は、今の上崎を支えているたくましい地区の人々による、手作りの通学路を通っていました。通学路の途中に杉林!! またこれが思い出沢山のスペースでした。その杉林はとても薄暗く……、藤本奎市さんの奥さんのきよこさんがまだ一年生の私達を待ち構えて、わっ!!!と脅かしたり。杉の木たちは私達とそんな思い出を共有しながら成長し、次世代の子どもたち、私たちの子どもの夢を受け止め上崎橋の手摺りとなり(子どもたちは手摺りを磨き、自分の夢やメッセージを手摺りに書き印しました)、子どもたちに毎日のように触れられて生きています。
こんなすごいプロジェクトを立ち上げてくれた植村さんには感謝感謝のスーパー感動以上の……スペシャル感動を伝えたいと思います。
また植村さんとの出会いから沢山の方々と出会い、沢山の感動をいただきました。夢を現実のものにするのはとても大変だけれど、南雲さんの「一緒にやりましょうよ」の言葉からは、やってみよう!! やれそうな気がする!! と勇気をもらいました。
またスギダラの方々の杉をこよなく愛して楽しむ姿に、私も杉を活かして子どもに伝えたい!! という気持ちになりました。
上崎橋開通に向けていかに愛される橋にするか、地元の私たちに真剣に問いかけ、ともに悩み活動していただいた梶原さんや海野さんや田丸さん谷本さんなど、数え切れないほどの人々からは、橋が出来て終わりじゃなく、橋が出来ることで沢山の夢が生まれることを教えていただきました。
あれもしたいこれもしたい、気持ちばかりが先走ってしまった時期もありましたが、上崎の時代の流れにのり、ひとつひとつ夢を実現していこうと思います。
そうですprologueなのです(^^)v。