新連載
小さな杉暦 2月(4コマまんがのおまけもあります。お知らせもあります)
2月の終わりの日、とうとう杉苗たちを外に出すことにしました。 もうすっかり元気になっています。(べつに具合悪くなかったのかもしれませんが。。)
いつまでも家の中にいてはたくましい杉になれない、と勝手に覚悟を決めて、素焼きの鉢の杉とひのきを出しました。
お日さんを真上からあびて、風にふかれて、虫がとんできたり、雨も気持ちいいだろな。 3本の杉苗たちはひきつづき室内で観葉杉として暮らしていただきます。酷ですけども、部屋の中でどこまで杉として育っていけるかの歴史的実験でもあるのです。
生後10ヶ月の杉苗とひのき苗たちは、はじめての冬をのりこえました。
●<いしだ・のりか>フリーランスキュレ−タ− 1965年京都生まれ、金沢にて小学2年時まで杉の校舎で杉の机と椅子に触れる。 「人と自然とものづくり」をキーワードに「手仕事」を執筆や展覧会企画などで紹介。 近著「藍から青へ 自然の産物と手工芸」建築資料出版社