連載

 
吉野杉をハラオシしよう!〜“駆け出し”専務の修行日記〜第23回
文/写真 石橋 輝一
鍛え系杉連載。さぁ、吉野中央3代目と一緒に勉強だ!
 
 

こんにちは。連載23回目です。今月も奈良県吉野から元気いっぱいでお贈りします!

さて、今回はスギダラ関西のメンバーをご紹介したいと思います。と言いますのも、先日スギダラ関西で行いました京都・北山杉ツアーの際に、南雲さんと以下のようなやり取りがありました。

   
 
南雲さん 「スギ関にどんなメンバーがいるか、外から見ていると分からない」
ぼく 「ブログとかでちょくちょく紹介していますが…」
南雲さん 「そのブログが分かりにくいんだよね〜」
ぼく 「ありゃ、ごめんなさい」
南雲さん 「月刊杉で、スギダラ三兄弟、スギダラ三姉妹みたいな感じで紹介してくれませんか。スギ関は女性が元気だから、女性陣の紹介からお願いします。」
ぼく 「スギ関三姉妹ですか……3人以上いますよ。」
南雲さん 「それじゃあ、“スギ関−女子12杉坊”って事で、お願いします。」
ぼく 「…」
   
 

というわけで、スギダラ関西の愉快な仲間たちを全国の皆様にご紹介したいと思います。
スギ関のみんなから自己紹介文を頂きましたので、掲載させて頂きます。

   
   
  ●スギ関−女子第1杉坊 水木千代美さん(設計士)
   
  まずは、スギ関−女子12杉坊、と言うか、スギダラ関西の、リーダー、と言うより女王でいらっしゃる水木千代美さんです。
   
 

会員番号505(おにゃんこ風?っちゅっても、これがわかるって結構な年かい???)「ふらふらし杉」こと水木千代美と申します。最近は怖キャラを見抜かれ「オラオラ杉」とも言われてますが…。
ある時は、自然志向の住まいをコーディネートする建築士、
ある時は、家具・玩具・小物の企画制作屋、
ある時は、コドモイベント屋、
ある時は悪妻賢母、
と七色の声ではなく、顔を持つ私であります。
怖いもの見たさの方はぜひスギ関飲み会にご参加くださいませ(^0^)/。
今後ともよろしくお願いしますm(^−^)m。

   
  水木さんの本業は設計士さん 健康住宅コーディネイト協会(http://www.kenko-jyuutaku.com)ですが、本業は大丈夫か!?、家庭は大丈夫か!?と心配したくなる程に、各地を動き回っておられます。意外かもしれませんが、水木さんはお酒が飲めません。うーむ、お酒が飲める水木さんを想像すると、女王様以上のスゴイ存在になっていそうで…。天は二物を与えず…。飲めなくて助かった…。  
      ワークショップで子供と触れ合う水木千代美さん。
   
   
 

●スギ関−女子第2杉坊 内田利惠子さん(設計士)

   
 

「Mori田」こと内田利惠子。自称28歳です。大阪市中央区で建築設計室Morizo−(http://morizo-archi.com/)という設計事務所を主宰しております。
スギダラに入ったきっかけは好きな素材「木」を森から知ろうと、訪問先をインターネットで物色しているときにスギダラのHPを発見してしまったことが始まりです。
あれから1年半、スギダラのおかげで、メンバーのいろんな分野、いろんな活動、いろんなキャラに影響を受けまくっています。
「杉」というキーワードがこんなに人を引き寄せてるのかと思いきや、実は杉に関わる「人」に人が引き寄せられているようです。メンバーの関わり方もいたって自由なところも心地良いですが、やるときは激しくやる暑苦しさも嬉しいです。
スギダラ以外にも「もくちく研究会代表」、「日本Piso研究会主宰」、「銭湯文化サポーター'S事務局」、「からほりまちアートスタッフ」などなど、仕事は一体いつしているのだ!?という状態でいろんなことに興味を持って関わっています。
ピチピチの自称28歳。これからもまだまだ頑張って聞きたいと思います!!
ご静聴有り難うございました。

   
 

内田さんも水木さんと一緒で本業は設計士さんですが、こちらも本業は大丈夫か!?、家庭は大丈夫か!?と心配になるほど、各所を動き回られています。内田さん、実は吉野中央木材の隠れ社員。内田さんから木の勉強がしたいからと、昨年5月の一ヶ月間、アルバイトとして働いてもらいました。ところで…、自称28歳って、僕より年下…!?。

 
      内田利惠子さん。自称28歳。写真がピンボケしておりますが、決してワザとではありません…。
   
   
 

●スギ関−女子第3杉坊 山内美陽子さん(造園プランナー)

   
 

+杉庭 (またの名を空庭)+
スギダラに入ったきっかけ:Mori田さんに「飲み会あるで」と誘われたから。
「都会で里山」をヒョウボウする空庭としては、杉=人工林=暗い、植生・生物の多様性がない、人との関わりがすくなそう、などなど=つまらない という構図でここ2〜3年きていましたが、スギにやたらとアツい人たちに出会い、いろいろとスギ話をしスギた結果、スギも手を入れつづけてこそ山が維持できる、スギって一番身近な木造の家に使われているやん!と認識をあらため、里山と奥山(人工林)は成り立ちや見た目は違っても一緒なのだときづく。

今こんな仕事をやってる:杉庭は庭・緑のプランナーです。
・昨年末に、大阪市内で空庭(屋上の庭)の杉庭(ニート杉くん作 吉野中央木材の吉野杉使用)をつくりました。 (下の写真左)

  ・現在、神戸市内で兵庫県産杉プランターを設置しての空畑(屋上畑)づくりをコーディネート中。高齢者の方々の賃貸介護付きマンションの屋上で、みんなでレッツ空畑!(下の写真右)
       
   
  大阪市内のビルの屋上を「杉庭」に。   杉プランターで「空畑」づくり!
   
 

こんなイベントを企画してる:
最近、空庭、杉庭、ときて、空畑(そらはた)さんになりました。(意味わからん!?)
またもやニート杉くんに吉野杉間伐材をつかっての、空畑プランター(夏野菜を育てるための幅広深めのベランダ菜園者用プランター)をカイハツ中。ワタシにとっては、「都会で土・緑(農)のある暮らし」も「スギのある暮らし」も一緒です。
これからもヨロシクおねがいします。

   
 

山内さんの本業は、造園プランナー。大阪の都心、谷町四丁目にて「谷町空庭」(http://www.soraniwa.net/)を主宰されています。スギ関事務局には事後報告が多いのですが、スギダラ活動を各所で行ってくれています。報告なんて後からでいいので、気にせず、スギスギやってくださいね!

   
   
 

●スギ関−女子第4杉坊 酒井礼子さん(デザイナー)

   
 

インテリアデザインやプロダクトデザインをしています。
奈良の住友林業でコーディネーターをしていましたが、2000年H.D.K大学にてインテリアを勉強するためにスウェーデンに行ってました。その後ストックホルムファニチャーフェアー等に参加しています。
杉だらには、友達の川上村にすんでいる、山本さんの紹介ではいりました。すぎだらは、みなさん楽しいです。今年はちょうどミラノサローネに出展して帰ってきたところです。サローネの写真添付します。

   
 
  イタリアのミラノサローネにて。展示の様子。
 
  取材を受ける酒井礼子さん。
   
 

酒井さんは奈良県を拠点に、デザインのお仕事で幅広い活動をされています。酒井さんのデザイン事務所はKranDesign(http://www.kramdesign.jp/)です。

   
  酒井さんの自己紹介文の中でお名前があがった、山本直美さん。吉野の川上村で吉野のスギやヒノキ、高野マキなどを使った家具製作をされているスギダラさんです。よく当社のスギやヒノキを使って頂いています。ご実家は川上村で林業を営まれており、山本さんのDNAの中には杉の要素がかなり刻まれているのはないでしょうか。  
      山本直美さんの作品。吉野杉の角材を組み合わせたスツール。
   
   
 

●スギ関−女子第5杉坊 縄稚美穂子さん(大学職員)

   
 

〜公園杉〜
公園のように公共の場所を、老若男女でもっと楽しく使っていきたいと、活動を色々模索中なので、この杉ネームです。ふらふらし杉さんの勢いにつられて、一緒に子どもとのワークショップなどをやってます。

スギダラに入ったのは、ひとことでいうと「縁」。地元で進めている、上述の活動で当時悩んでいたのが、「スタッフ自身も楽しく準備したり、達成感を味わったりするにはどうしたらいいのかな〜?」というチーム運営法。で、ネットで調べてたら、スギダラの楽しそうな活動に行き当たり・・・

別件で、自分自身、会社勤めで疲弊していく人達の渦中にいて、「サラリーマンの職場環境に、もっと天然木のようなものをとりいれられないかな〜」とネットで調べてたら、こっちでもスギダラに行き当たり・・・

なんだか、結局自分の行く末は、ここに行き着くのか?と思っていたところ、ふらふらし杉さんからスギ関飲み会にお誘いを頂き…、ということで、スギダラとは「出来ちゃった婚。でもずっと前から好きだったから大丈夫!」みたいな出会いです?!

全国のスギダラの活動は、すごいな〜とあこがれのまなざしで拝見していますが、スギ関のゆる〜い雰囲気も大好きです(はあと)。今後もどうか、よろしくお願いします〜

   
 

縄稚さんは大学の事務局勤務が本業。その傍ら「ゆめのみ公園プロジェクト」(http://yumenomi.blog76.fc2.com/)の代表として、水木さんと絶妙なバランスのタッグを組んで、頑張っておられます。素晴らしいコンビです。

   
 
  昨年秋のコドモゆめカフェ、杉屋台完成を祝しての1枚。最後列の左端に立っているのが縄稚さんです。
   
   
   
 

さて、今回はここまで。
スギ関の女性陣のみなさんは、凛としていて、芯があり、時にはダラダラ、時にはバリバリと、本当に頼もしい方ばかり。男性陣はいつも圧倒されています…。これからもスギダラ活動を頑張っていきましょう!

ありゃ、12杉坊に足りていませんでしたね…。
また次の機会にでもご紹介させて頂きます!

つづく

   
   
   
  ●<いしばし・てるいち> 吉野杉・吉野桧の製造加工販売「吉野中央木材」3代目(いちおう専務)。杉歴3年目突入!杉マスターを目指し奮闘中!
吉野中央木材ホームページ http://www.homarewood.co.jp
ブログ「吉野木材修行日記」http://blogs.yahoo.co.jp/teruhomarewoodもよろしく!ほぼ毎日更新中です。
   
   
 
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