連載
  スギダラな人々探訪/第39回 「会員登録時のメッセージ」
文/ 千代田健一
  杉を愛してやまない人びとを、日本各地に訪ねます。どんな杉好きが待ち受けているでしょう。
 
先月号では会員1000人までの歩みを時系列にご紹介しました。記事を書いている中で会員登録時に皆さんが通信欄に書いてくれたメッセージも読み返してみたのですが、これがなかなか面白い。
このメッセージを読むだけでも今までの歴史、起こった出来事が思い起こされます。千代田だけで楽しむのももったいないので、今回はその一部を皆様に公開させていただこうと思います。(勝手にすみません)
中には恐ろしく長い文章を添えてくれる暑苦しい・・・いや、想いの強い方も少なくないです。スギダラ倶楽部に入ってくる仲間の皆さんがどんな想いを持っているのかそのコメントから感じ取っていただければと思います。
   
  本部メンバー、各支部の支部長や広報宣伝部長、レギュラー執筆陣に関しては実名入りで公開させていただきます。(いいですよね?)
それぞれその時の想いを振り返ってみてください。
その他の方々は匿名で記載することにさせていただきます。こういったメッセージの公開が個人情報保護の観点で問題になることもないとは思うのですが、確認ぐらいは取らないとまずいだろうし、一方、個々の方に確認を取りながらというのは難しいので、そういうことにさせてください。
   
  では、まずは最初の立ち上げのところから・・・
   
 
  ■スギダラ倶楽部代表 南雲勝志さん
「千代田さん、それでは会員管理よろしくお願いします。スギダラにはあなたの力が絶対必要なのです。」
これは千代田に対する指令ですね。ここから始まりました。
 
  月刊杉編集長 内田みえさん
「サイレントオフィスのウチダラです。私、会員番号1番なんですよね?! ね?! 念のため、登録しておきまーす。よろしくお願いします。」
念のためですって・・・(笑)
 
  月刊杉レギュラー執筆陣 長町美和子さん
「わーい、わーい。シリアルナンバー入りの下足札、早くください。でも、7月末に引っ越してしまうので、新しい住所で登録したほうが良かったでしょうか? 新住所は・・・です。電話番号はまだ未定です。よろしく」
完全に浮かれています。
 
 

■本部デザイン部長 若杉浩一さん
「若杉です。当然、名字からしてこのクラブに入る権利は獲得したようなもんです。是非会員番号00番お願いします。」
立ち上げの時ってこんな感じだったのです。

 
  ■宮崎支部長 海野洋光さん
「日向木の芽会会員 とうとう面白いHPを立ち上げましたね。こりゃはまるぞ。杉を通して語る言葉は、尽きない。杉がもっともっとみんなに広がればいいのに・・・・。杉を通してみんなとコミニケーションができるHPですな。」
 
  ■東京支部長 萩原修さん
「いいですねえ。スギダラ倶楽部。今後の展開が楽しみです。気まじめなぼくとしては、駄洒落についていけるか心配です。会員名は、スギハギでお願いします。そのまんまですね。ハシャギスギないようにガンバリますのでよろしくお願いします。個人的には、東京の杉が気になります。分科会として『近くて東スギ倶楽部』なんてどうですかね。」
 
  ■月刊杉執筆陣 小野寺康さん
「杉王こと南雲勝志さんとしばしば環境デザインでご一緒することの多い、小野寺と申します。南雲さんのホームページに私の建てた家が載っていますが、はす向かいのご近所同士という腐れ縁(べつに腐ってないけど)でもあります。こないだ宮崎県へ出張に行った折、「杉王」から、「小野寺さんもスギダラに入ってよ!」と、例の調子でご下命受けましたので、謹んで登録申し込みの儀お願い申し上げ候、です。南雲さん、なんか名前付けてくださいよ。(杉作とかにされそうだなー)」
 
  ■関西支部長 山本三司郎さん
「はじめまして。私は奈良県吉野町で、吉野杉・吉野桧を専門に取り扱っております製材業者の者です。会社名は、吉野中央木材と申します。宮崎県木材青壮年会連合会主催の杉コレクション「ステーションファニチャー」コンクールで賞を獲得された、狩野新アトリエさんのご紹介で、この『スギダラ倶楽部』HPを知り、さっそくご連絡させていただきました。HPをひと通り拝見させていただき、国産材「杉」使用の新しい展開を模索するあたり、私たちこそ、もっと力を尽くさねばと思いました。ぜひ会員登録させてください。また、吉野杉についての情報もご提供させていただきますので、なにかありましたらご相談ください。弊社もHPを持っています。自社製作なもので稚拙で恐縮ですが、もしよろしければ、ご覧になってください。http://www.homarewood.co.jp/
それではよろしくお願いいたします。」
 
  秋田支部長 菅原香織さん
「はじめまして。ホームページhappiさんのリンクページからここのページに辿り着きました。短大で産業デザイン学科の環境デザインコースで助手をしています。杉がもっと広まってくれたらいいなという思いと秋田の杉関係の情報も交換できればと思って会員登録を申し込みさせていただきました。現在モクネットhttp://www.mokunet.or.jp/の方々と一緒にいろいろ活動中です。今年の6月にモクネットの床材とキッチン、断熱材に秋田産材を使って事務所&倉庫の中古物件を改造した自宅に引っ越し、杉の良さを実感しているところです。どうかよろしくお願いします。」
 
  ■日本一の杉フリーク 辻喜彦さん
「スギダラ倶楽部の皆様へ アトリエ74・辻です!大変遅くなってしまいましたが、入会申込させて戴きます。今の熱ーい勢いで1月末の富高小発表会を迎えましょう!! 微力ながらお手伝いさせていただきまーす!」
 
  月刊杉レギュラー執筆陣 石田紀佳さん
「内田みえさんにこのページを教えていただきました。今、杉の民具の原稿を書いています。コンフォルトの特集です。これを機会に、杉好きになりました。よろしくお願いいたします。(フリーランスキュレータ)」
 
  ■月刊杉執筆陣 チェーンソーアーティスト 梶谷哲也さん
「東京から吉野にIターンして山林労務しています。また半プロのような形でチェンソーアートもやっています。もちろん吉野杉を使って。地元の杉を使って何か出来ないかとずっと、ずっと考えていました。私の一つの答えはチェンソーアートですが、もっと多くのことを学びたいと思っています。スギダラ倶楽部、面白そうです。会員登録よろしくお願いします。」
 
  北部九州支部長 池田陽子さん
「初めまして。杉の木クラフトの池田と申します。以前よりスギダラ倶楽部のことは知っていたのですが、そうそうたるメンバーで活動してらっしゃるので、何だか恐れ多くて会員になるのを躊躇していました。が、いろいろと活発に活動されてるのを見ていると、ぜひとも仲間に入れていただきたい!と思いましたので、遅ればせながらですが宜しくお願い致します。」
 
  宮崎支部 広報宣伝部長 吉武春美さん
「先日は、スギダラクラブ本部のみなさまそろって、秋元へ乱入?楽しめ様でした。東京組の皆さんを見送れなかったのは残念でしたが(帰りの飛行機は予定通りと祈りつつ(?o?)。このスギダラHPでしか知らなかった方々とも会えて、やはり熱い人たち!!ですね。距離感が縮まり、楽しめました。一家に二人目ですが、スギダラクラブ会員拡大に貢献いたします。わたしのハンドルネームが、吉武にちょっと不評で・・・もう少し考えて(他になかったらそれで)bbsにデビューしたいと思います。」
 
  北部九州支部 広報宣伝部長 佐藤薫さん
「福岡市に住む会社員です。10000アクセスで当選した、「杉の木クラフト」の池田陽子さんの25年来の友人です。定期的に大分の中津江村の彼女の工房にお邪魔しては、杉から生まれた素敵な作品達に触れております。特に「木の葉皿」はほぼ毎日のように使用しております。杉について詳しいわけでもないただの会社員ですが、立派なクラフト職人の友人を持ったお陰で、生活道具としての杉の木のなじみの良さを実感させてもらってます。杉に魅せられた池田さんのような人達が集まっているスギダラ倶楽部は大変魅力的な会に違いない!と思い、申込みをさせて頂きました。」
 
  ■スギダラ仙人 飯干淳志さん
「高千穂 秋元からアツシです。こちらは、ようやく田植えも終わりみんな一息ついたところです。「スギダラ家の人々」と「コンフォート」、地域で大反響!です。メールアドレスのない人もいますので、私の方で、スギダラ倶楽部に入りたい人の登録の申込をしていきます。よろしくです。」
 
  ■月刊杉レギュラー執筆陣 関西支部 石橋輝一さん
「いつもお世話になっております。奈良県吉野町の吉野中央木材の石橋輝一と申します。スギダラ倶楽部会員の登録をお願い致します。よろしくお願いします。」
 
  日光・栃木支部長 山本美穂さん
宇都宮大学農学部森林科学科 学生達への特別講演、どうもありがとうございました!(事務能力が低いのでたいしたことはできませんが)是非、栃木支部でお手伝いをさせてください。」
 
  ■宮崎支部 オビダラ日記主宰 河野健一さん
「所属:日南市役所 商工観光課((財)宮崎県南地域新地場産業創出センター事務局)日南市は飫肥杉の産地です。しかし、地元の人々は、あまり飫肥杉を愛していません。地元にとって飫肥杉が「なくてはならない存在(1家に1個は飫肥杉のモノ、まちの至る所に飫肥杉を使ったモノ・家…)」になればイイなぁ?と思っています。また、いろんな場面で飫肥杉を使うことで、内外の人々が繋がっていけば、もっと元気なまちになると思います。」
 
  秋田支部長の秘蔵っ子 菅原温子さん
「美術工芸短大で、「北のスギダラ」支部の菅原香織先生のアシスタントをしています。菅原先生の影響もあり、興味を持ちまして入会したいと思いました。杉の都「秋田」生まれの、「秋田」育ちとしては、皆さんの活動は興味杉々です☆皆さんとともに、「日本の杉」を盛り上げていけたらと考えております。」
 
  ■月刊杉執筆者 阿部直樹さん
「チヨダラこと千代田様 ご連絡が大変遅くなりましたが、ご入会させて下さい。すでに自分でニックネームも決めています。子供の頃からのあだ名「べこ」を使って、「becoスギ」でお願い致します。あだ名の由来は苗字の阿部から「あべこべ」の、「べこ」が残ったものと思われます。」
 
  ■日光・栃木支部 広報宣伝部長 片見雅俊さん
「所属所在;(有)八汐木工を営業しています。養蜂木箱、中華麺木箱や特注家具他 間伐材によるウッドデッキなどは杉・桧を中心に商品化しています。(その他木製品加工等もありますが・・・)動機;御倶楽部はネットサーフ中 偶然発見し日光(栃木)支部が出来そうなど(当社所在地隣接町)でもあるので・・・御倶楽部の活動はまだ熟知していませんが興味がありましたので」
 
   
  以上、実名入りのメンバーの皆様のコメントでした。ご本人は覚えてたでしょうか?
ここから先は、特に暑苦しいコメント、おもしろコメント、繋がりがわかるコメントを何人かご紹介してゆきます。
   
 
  ■東京都 M.Kさん
「スギダラに共感です。新しい事への挑戦の始めの一歩が「木」です。大きな自然の中に小さな人間が「さあ、これで何を創ろうか」から始まります。人間は道具を使い森羅万象(自然)から付加価値を生み出してきたわけです。「木」と「道具」を使い、アイデアをだし付加価値を創造する。このアイデアが人に共感を呼ぶわけです。スギダラ倶楽部は、デザイナーの方々がアイデア交換をし世の中に「ハーモナイズ(共鳴)」する「コンソリデューション(統合)」と読みました。この話、デジタル社会とアナログ社会の境界線についての話題でした。」
 
  東京都 S.Hさん
「杉千代さまより、ご案内を頂戴しての登録です。当方オフィスに鎮座まします「杉太」くんは、ちょいがけMTGベンチとして、日々活躍しております。(若さま、元気ですか〜?)杉ダラproductsの、一層のバリエーション充実と更なる普及(布教?)、楽しみにしております。そしてある日、気が付けば周りは杉ダラケ...???」
 
  ■宮崎県 O.Mさん
「おはようございます。ただいま、12月10日(金曜日)AM6:12です。さっきまで、焼酎飲んでました。日向木の芽会の16年度会長を押し付けられているO.Mです。こんな私でも入会させていただきますか?じっくりご検討ください。」
 
  ■埼玉県 M.Yさん
「先日は、楽しい時間を過させていただきました。入間までの終電になりました。お約束どおり、スギダラに入会させていただきます。会員証のスティック下さいね (^o^)vスギをキーワードにした皆さんの活動を楽しみにしています。スギについてのさまざまな課題は日本全国で共有できるものがあると思います。それを楽しい切り口でつなげられるとよいのかもしれません。皆さんの明るさにそれを感じました。お時間がありましたら、以下をのぞきに来てください。ワンクリックで登録される類のサイトではありませんのでご安心を。
埼玉の木を考える委員会のHP http://saitamanoki.hp.infoseek.co.jp/
木住研のHP http://homepage3.nifty.com/mjk463/
木の家ネット http://kino-ie.net/index.html
 
  ■宮崎県 S.Kさん
「スギダラ倶楽部入会希望です。日南地杉(飫肥杉)を使った住宅を設計(S建築設計)しています。日南の油津堀川運河では、南雲さん達にお世話になっています。3/10にも登録申し込みしましたが、確認メールが来ませんでした。宜しくお願いします。」
 
  ■東京都 O.Sさん
「このたび、東大景観研を卒業してアトリエ74に入社しました。そんなわけでスギダラ倶楽部とは何かと縁があるようで、前から気になっていたのですが、先ほど、富高小学校の「移動式夢空間」というパンフレットを読んで胸と目頭が熱くなり杉たため入会を決意した次第であります。どうぞよろしくお願いします!」
 
  大阪府 U.Yさん
「勤めている会社で杉の構造材やフローリングを使った家を建てています。それまでは杉も檜も区別がつかなかったけれど、今は杉の素朴であったかい感じが大好きです。スギダラのことはコンフォルトの特集で知りました。杉についてこんな楽しそうな集まりがあることがすごく嬉しいです。関西でイベントなどがあれば参加したいなぁと思っています。よろしくお願いします。」
 
  ■東京都 K.Hさん
「千代田 様 4月30日のHappiの展示会場で南雲様からご紹介していただいた北村です。(カタリバーの所で)短い時間でしたが千代田様から杉についてのお話をしていただいた事に感激しました。また僕自身も杉に対しての興味を持ち初めて、ほんの少し勉強を始めました。普段の仕事では南雲先生や小野寺先生に常にお世話になっていますが、これを機会に千代田様にもいろいろ教えていただきたいと思います。そんな意味も込めまして会員登録をさせていただきます。何卒、宜しくお願い致します。」
大げさだなぁ・・・
 
  ■岡山県 T.Sさん
「内田洋行の社内報を見まして興味を持ちました。オフィスに杉の家具を使うことは大賛成です。『潤いのある』、『遊び心のあるオフィス』を作りたい、と常々考えていしたが、杉については日本人の生活に根ざしたもので、存在感もあり、効果も大きいと感じました。特に岡山では、昨年台風23号で倒木被害に遭い、杉やヒノキの山林が根こそぎなぎ倒されています。被害材の利用を考えなければならない状況です、オフィスへの販路が広がればと考えています。関係者に話をしてみます。会員登録よろしくお願いします。」
 
  東京都 N.Sさん
「どうもこんにちは。Nと申します(・v・) 南雲さんと接するきっかけがあって、若杉さんのあつ〜いお話を聞いて、感動してしまったり。ほんとに私は幸せ者だなあ。と思って・・・スギダラにはいっちゃおうと!! これからのんびり花咲かしますのでどうぞよろしくお願いしま〜す。」
 
  石川県 K.Rさん
「これぞ私の求めていたサイトです!今、住宅を計画しています。過日、依頼している建築家の事務所で、床材について打ち合わせをしました。山のような床材の見本の中から、気になったのは、杉材。手に触れる感触がやわらかいのです。これ、好き!って感覚で思いました。打ち合わせの間じゅう、自分のもののようにして、触っていました。帰り際、60センチほどの杉板を「おみやげ」にいただきました。机の足元に置いています。素足をのせるとさらっとしてやわらかくて気持ちいいです。迷わず、床材は杉に決めました。私の住んでいる地域にも、手の入らない杉の山が緑なしています。混みすぎていて窮屈そうに見えます。ボクたちを使ってよぉと言っているように聞こえます。スギダラ倶楽部さんの活動、応援しています。」
 
  ■三重県 A.Tさん
「三重県鈴鹿市の木材市場で企画開発の仕事をしいます。以前はアメリカで工業デザインの仕事を長年しており数年前に帰国しました。自分のデザイナーとしてのクリエイティヴィティーを国産木材業界そして国内森林保護のために役立てたいと考えています。スギダラ倶楽部の活動は非常に興味深いと思い入会を希望しました。倶楽部の皆様との交流を経て、日本国内はもちろん、海外でも認められるような商品を日本の木材で作り上げる事を目標にしています。今後とも宜しくお願いします。」
 
  福岡県 U.Yさん
「福岡地区広報担当(ですか?)サトウカオリの熱い勧誘により、会員登録させていただきます。よろしくお願い致します。もちろん!主旨は理解しており、自主的入会希望です。”木の葉皿”の大ファンです。よろしくお願い申し上げます。」
 
  ■富山県 K.Kさん
「はじめまして。造作家具製造会社で働いています。私の会社では突き板などのフラッシュ合板で家具を作っています。フラッシュの芯材にはジェルトンという木の集成材を輸入して使っていますが、最近それを生産している国にジェルトンの木がなくなってしまって、輸入できなくなるという噂を耳にしました。確かに安くて品質が安定した材料で、使いやすかったのですが、いくらお金を払っていたとしても他の国の森林を破壊することにつながるのはよくないと思います。そこで、杉の間伐材がフラッシュの芯材に利用できないものかと思い、ネットで調べていたところ、このスギダラ倶楽部を見つけたので、会員登録をさせていただきました。今まで使っていたジェルトンという木の集成材は、巾45mm、厚み25mmで、一本3.9mで、300円程度していたと思います。断面の直角がきちんと出ていて、巾、厚みも均一で、節のほとんどない材料でした。もし杉の間伐材でそのような材料を作るとしたらいくらぐらいで出来るのでしょうか? また、杉材で作った家具に関する情報にも興味をもっています。杉の肌触りや、香りはとても良いものですね。少しでも杉材の利用が増えるように力になれればと思っています。よろしくお願いします。」
 
  ■山形県 I.Tさん
「山形市にある東北芸術工科大学の大学院の一年生です。入会の動機は、私は現在金属工芸を専攻していて、主に鉄や銅を素材として鍛金、鍛造という技法で作品を制作しています。しかし、今金属の価格はどんどん上がっています。その理由を調べていたら、鉱山のある土地の現状に行き当たりました。それは、環境汚染や低賃金労働などの問題です。金属に限らず自分達の身の周りにあるものは、そのような発展途上国の美しい自然を破壊した上で成り立っているということに改めて気が付きました。また日本は世界一森や林の割合が多い国なのに、世界一木材を輸入している国だということは前から知っていたので、もうこれは日本の現状を変えないといかん!という気持ちになりました。杉はそこら中に生えているのに製品としての杉はほとんど見ることがない。そんな杉を使ってものづくりをしたいもっと杉の魅力を知りたいと思い、色々調べていたらこのスギダラ倶楽部の存在に行き着きました。」
 
  ■新潟県 杉〇さん
「枝廣淳子さんのメールマガジンを読んで入会申込をしました。名前に杉が付くのでこれは是非入らなくてはと勝手に思い込んでの申込です。新潟は杉と男が育たないということわざあります。新潟市域を指してのものだそうですが、新潟も県産材の活用にいろいろ取り組んでいますが、まだ十分な成果は上がっていないようです。宜しくお願いします。」
 
  ■大阪府 M.Tさん
「木製の福祉用具や,福祉用具の役割も担う家具づくり,開発などをしています。この間,その素材として杉をできるだけ使うようにしています。軽さと柔らかさ,美しさは他にはないものがあります。関西では使用場所,使用箇所は限定されているように思います。このあたりでは,建築用材としても野地板等で使われるぐらいで,どんどん減っているように感じています。(実際,材料を手に入れようと思っても,建築用材の製材店でも良いものは取り寄せになることが多いです。)以前からスギダラケ倶楽部には関心がありました。(杉について調べている内にたどり着きました。)大阪のこのあたりも少し山に行けば杉がたくさん植えられてはいますが,無惨な林も目立ちます。すぐ近くにあるのにもかかわらず,手に入りにくい現状は何とも歯がゆいものがあります。しかし,その中でも頑張っておられるところもあり,少しほっとしているところです。と言うよなことで,よろしければ倶楽部に入れて頂ければと申し込みします。宜しくお願いします。」
 
  兵庫県 T.Mさん
「みやだら「海杉さん」の知り合いです。夫が海杉さんと同じ大学の同級生です。海杉さんから「スギダラ」の活動を教えていただいたことがきっかけで月に1度はHPを拝見しています。私は山に囲まれた所に住んでいますが、林業という仕事を間近に見る機会もなく、林業(日本がおかれている環境も含めて)に関してもほとんど知識はありません・・・しかしHPで拝見する「スギダラ」の活動を通して日本が置かれている杉の環境、その取り組みについて少しずつ見えてくるものがあります。いつも感嘆しつつ拝見させてもらっています。活動は地道なものでしょうけど、スタッフの方が真剣かつ楽しんでやっていることもよく伝わります。その熱意が村、町、市、県、日本を動かしていく原動力になると思います!友達、知り合いに「スギダラ」のことを知ってもらう、くらいの手伝いしかできませんが・・・そんな私でも会員登録させてもらって良いでしょうか?よろしくお願いします。」
 
  奈良県 M.Yさん
「奈良県で森林・林業関係の仕事をしています。友人に連れられて「スギやねん、関西」の集まりに行ったところ、すっかり意気投合と言いますか、なだれ込むような形になりました。林業を業として成り立たせたい思いの前に存在する障壁に挫折して理想論ばかり語ることのないよう、熱意ある皆様と共に楽しく活動できたらと思っています。どうぞよろしくお願いします。」
 
  ■福岡県 杉△さん
「数年前から月刊・杉拝読しています。最近のことですが、ブログ仲間からスギダラケ倶楽部に入会したとメールがありました。そこで、ハッとしたのでした・・・ 私は、入会してたのかしら・・・
ということで(笑)、慌てて手続きしている次第です。今後とも、よろしくお願いいたします。」
 
  ■京都府 T.Iさん
「4/6の北山杉ツアーに、しゃべりスギ爺さんに誘われて参加して、私も一日楽しく過ごしました。初対面でしたがアットホームな皆さんばかりで、ひさびさにリラックスしました。しゃべりスギ爺さんとは古いお友達で、私に、「むずかしスギ」のニックネームをつけました。今後とも宜しくお願いします。」
 
  ■東京都 N.Tさん
「木と伝統工芸が好きで建築・家具や小物などプロダクトを手掛けています。
その中のひとつで、福島県南会津の大工・建具職人らと日光杉の間伐材を使った商品づくり、地域活性化のプロジェクトに取り組んでいます。
本日、萩原修さんと知り合いましてスギダラケ倶楽部をご紹介頂き、WEBサイトを拝見させて頂きました。とても興味深く拝見できました。
このような経緯で入会を希望致します。」
 
  ■秋田県 C.Tさん
「現在、秋田スギで家を建てております。構造材はもちろん、外壁、床板、階段、その他までこだわって。やはり色合いが素敵だな〜なんて自己満足に浸っている訳です。現在、秋田県由利地域振興局へ勤務しております。県職員です。仕事柄、今までこの会を知らずにおりました。自分のアンテナは短い短い・・・新聞で知った"スギラボ"というキーワードで辿り着きました。
かる〜い気持ちで入会希望です。よろしくお願いします。」
 
  ■東京都 A.Yさん
「林野庁に勤めてます。前々からスギダラのHPは気になっていたのですが、
いろんな活動をブログで見て、もっと情報が知りたい!と思って会員登録することにしました。
木を使ってもらうにはおしゃれな感じが必要だろうなーとずっと思っていたので、月刊杉の記事はとても勉強になります。
しばらくはバックナンバー眺めつつ楽しみたいと思います。
よろしくお願いします。」
 
  千葉県 N.Kさん
「東京の杉並区で生まれ、めぐり巡って現在地元杉を扱う木材市場に勤務しており、杉とは切っても切れないご縁があると思い込んでいるおばさんです。
何卒宜しくお願いいたします。」
 
  ■佐賀県 H.Sさん
「佐賀県で建具屋をやってます。 が、 最近の建具はプリント合板が主流で、
木の建具があっても施主に尋ねることも無く元請である工務店さんは「予算が無いから外材で」と言うのが決まり文句になってます。
何とかしたい。
それなら、これから家を建てられるエンドユーザーに直接 杉の温かさを伝えたいと考えていたところ佐賀県唐津市で杉だらけのイベントがあると聞きなんだろう? と思い見学へ行きました。
そこでこういった取り組みをされている方がたくさんいらっしゃることを知り参加したいとおもい入会希望をしました。
よろしくお願いします。」
 
  福岡県 K.Mさん
「とある工務店で杉の木の本当の香りを香らせていただいてから、杉の木にとても興味を持つようになりました。この香りを伝えたい!という気持ちで、アレコレ考案中。そんな時に、ズギダラのHPを発見。杉モノ・デザイン展に行ってみました。何と楽しい催しか!と感激しました。私の中のアイディアもいろいろと膨らんで、遠方ではありましたが、有意義な時間でした。もっと杉の木のことが知りたいと思い、会員登録を希望致します。もともとアロマテラピーのマッサージを仕事で行なっており、日本の香りをもっと普及したいなと考えていたところでした。どうぞ、よろしくお願い致します。(ちなみに私のブログは、こちらです。杉モノ・デザイン展のことも載せてしまいました。http://lalala.qbo3aroma.com/ )」
 
  高知県 S.Sさん
「こんにちは。私は、高知県高知市にある「森の情報館・エコアス馬路村」に勤務しています。
店の内容は、名前通り高知市から車で約2時間の所にある安芸郡馬路村のアンテナショップです。店はすべて魚梁瀬杉で建てられており、杉の木製品も展示販売しております。今回、コンフォルト2月号で杉+の記事から、こちらのサイトにたどり着きました。杉に関する様々な情報をピックアップ、そして発信できるようになればと思います。
なので、はい!仲間に入ります!! です。
http://johokan.blog.ocn.ne.jp/eco
↑店のブログです。よろしければご覧ください。では、失礼致します。」
 
  ■三重県 K.Yさん
「はじめまして。三重県の熊野地方で、手作り家具屋をしています。
特に杉の木が大好きで、家具作り・マイ箸作り教室を通してコツコツと杉の良さを伝えています。
今年の初めにスギダラ関西支部の新年会でスギダラケ倶楽部のことを知り入会したいと思いましたので、宜しくお願い致します。
杉の木を使うことの大切さを一人でも多くの人に伝えていきたいですね。」
 
  ■福岡県 T.Hさん
「入会動機:出身が宮崎県日向市です。「新日向市駅」を読み、この倶楽部の存在を知り、なにやら面白そうな倶楽部と思い、入会申し込みをします。宜しくお願いいたします。」
 
  ■東京都 Y.Kさん
「とても素敵なプロジェクトだと思います。
やっぱり、みんな大切なことに気づかなくなってきているのだと思います。それはどうしようもないことなのかもしれませんが、それでもこのようなプロジェクトをイイ!と思える瞬間があることが幸せです。
そして、もっとたくさんの人に知ってもらいたいです。
ところで、WEBサイトのデザインも凄く好きです。」
 
   
  会員総数1000名ですから、とても全てをお伝えすることはできませんが、千代田が特に印象に残ったコメントを掲載させていただきました。
こういったコメントにできるだけ個々にお応えして会員登録確認の返信メールを出すようにしています。
中にはその登録完了のお知らせメールにさらに返信をくれる熱い方もいます。
そんな会員の皆さんの熱い想いを繋いでゆけるよう今後も活動してゆきたいと思います。これから仲間になっていただける方々の熱いコメント、お待ちしております。
   
   
   
   
  おまけ
   
  先月号の海野さんの記事に登場する静岡県川根本町の行政マン、鈴木浩之さんが先日、スギダラ本部を訪ねてくれました。
スギダラ本部に置いてある杉ファニチャーたちを見るやいなや抱きついたり、ほお擦りしたりで、存分に杉を楽しんで行かれました。あまりの天真爛漫な姿に素朴に感動しました。
やはり海野さん繋がり! ただ者ではありません。
本当に果敢に杉の活用、普及に取り組んでいらっしゃいます。天竜支部益々盛り上がりそうです!
   
 
 
すぎこだまと戯れる鈴木さん
   
  その後、一通の暑苦しいメールが届きました。
「千代田様 静岡県川根本町の鈴木浩之です。
訪問のあと、新川の1階のカウンター、潮見のカウンターが頭から離れません。妄想をしましたので、報告します。
私にはあの空間はゆっくりとした時間が流れるイメージがあります。
あの空間で、精錬された茶器で、精錬された味わいと香の煎茶でお客様を接待すれば、いいおもてなしが出来るのではないかと考えます。
なんといっても、精錬された空間なのですから。
煎茶は、心を込めてお出しします。これを呈茶といいます。呈茶する人を亭主といいます。最近は、洋空間にもマッチした茶器も供給されていますから、首都東京において、至福の空間が創造できる、なーんて、勝手に妄想しましたので、ご報告いたします。吉祥寺にある「おちゃらか」というお茶屋さんはフランス人ですが、そんなのを心得ている方のような気がします。(私は直接お会いしたことはありませんが、農業関係の職員の話や日本茶インストラクターの話を聞いてですが・・・)
妄想でした。」
   
 

さすがにお茶の産地にいらっしゃる方の妄想ですね。まあ、そんな熱い方でした・・・が! 地元と家庭と実家では「口だけ男」とか言われているらしいです。これじゃ、どんな人物像かわからなくなりますね。(笑)
当の海野さんはまだ鈴木さんには会っていません。

   
   
   
   
  ●<ちよだ・けんいち>インハウス・プロダクトデザイナー
株式会社内田洋行 テクニカルデザインセンター所属。 日本全国スギダラケ倶楽部 本部広報宣伝部長
   
 
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