連載

 
吉野杉をハラオシしよう!〜“駆け出し”専務の修行日記〜第22回
文/写真 石橋 輝一
鍛え系杉連載。さぁ、吉野中央3代目と一緒に勉強だ!
 
 

こんにちは。連載22回目です。今月も奈良県吉野から元気いっぱいでお贈りします!

2月までの寒さが嘘のように、3月は暖かい日が続いています。原木の整理や桟積みなど、屋外で仕事をするのが気持ちよい時季になってきました。

春の吉野は桜の季節です。
吉野山の桜は「一目千本」という大スケールのお花見が楽しめます。吉野山には約200種、3万本近くの桜があり、その多くがシロヤマザクラという種類だそうです。吉野山の桜は山岳宗教と結びつき、約1300年前から桜の木を御神木として大切にされ、献木という形で植えられてきた歴史があり、長い間たくさんの人々を惹きつけてきました。

今年の桜はどうでしょうか?
当社は吉野山の麓の方にあります。当社の周辺の桜の状況から見に行ってみました。

   
 
 

これは吉野製材工業協同組合の事務所の横の桜です。かなりの大木で、毎年すごく綺麗に咲いてくれます。本当に見ごたえのある桜です。部分的に花が開いていましたが、満開まではもう少し時間がかかる感じです。

 
   
   
 
  当社の土場の向かいを流れるのが和歌山へと繋がる吉野川です。これは吉野川沿いの道端の桜です。奥には近鉄電車の鉄橋が見えます。1本だけポツンと生えている桜です。ここは冬の寒風がきつく、さえぎるものが何も無いので、桜の木は折れそうな位にしなります。こちらはつぼみが膨らんでいました。なんとも良い感じの膨らみ具合で、なんとも愛おしくなります。  
   
   
 
  先程の桜の近く、僕の母校の吉野小学校の桜です。こちらは賑やかに咲いていました。早く咲く種類の桜のようです。しだれ桜も綺麗です。
   
   
 
  場所を移して、近鉄電車の終点である吉野駅です。吉野山への入り口です。桜がまだなので、観光客の数もまばらです。桜が満開になる時期はすごい数のお客さんで賑わいます。
   
   
 
  吉野駅から吉野山に登っていく「七曲坂(ななまがりざか)」です。まだ咲いていませんでした。つぼみが少し膨らんでいるかなぁといった感じでした。  
   
   
 

今年の見頃は4月の第1週から第2週にかけての模様です。まだちょっと早かったです。桜が綺麗な吉野山の写真をお届けできず、ごめんなさい。ぜひ吉野山にお花見にお越し下さい。平日であれば、当社の工場見学もできますので、一石二鳥(?)ですよ。

今回は早春の吉野の様子をお届けしました。4月5日と6日はスギダラ関西でイベント開催します!。レポートをお楽しみに!!

つづく

   
   
   
   
   
   
  ●<いしばし・てるいち> 吉野杉・吉野桧の製造加工販売「吉野中央木材」3代目(いちおう専務)。杉歴3年目突入!杉マスターを目指し奮闘中!
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